先週の株式市場は、進展の見られない原発の事故処理や大きな余震などから手控えムードが広がった。週ベースで日経平均は176円の下落となった。
今週の株式市場は、引き続き膠着感の強い展開が継続か。月末にかけて本格化する決算発表を前に、先週以上に見送りムードが強まると思われる。物色は小型の材料株が中心となろう。懸念材料としては、高値圏にある米国株。決算発表後に売られる銘柄が多くなっており、以前ほどの相関性はなくなったが、大きく崩れると日本株にもネガティブに作用する。
日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,806円、心理的節目10,000円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、心理的節目の9,500円、日足基準線9,388円、3月29日安値9,317円など。
今週の予想レンジ:9,300円~9,800円
更新日 2011年4月17日 株・個人投資家の喫茶店