2011年4月3日日曜日

2011年4月3日~4月8日の日経平均予想


先週の株式市場は、期末のドレッシング買い、好調な米株、円安の進行を背景に底堅い推移となった。週ベースでは172円の続伸。

今週の株式市場は、手探り状態の中、揉み合う展開か。引き続き、出口すら見えない原発問題が上値圧迫要因だが、下がれば日銀のETFの買い入れなどもあり、売り込みづらい状況もある。先週から徐々に震災や計画停電の影響を受けた業績修正が出始めている。ある程度は織り込み済みとは言え、今後、業種によっては驚くような数字も出てくると思われる。

日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,821円、心理的節目10,000円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、日足基準線9,498円、3月29日安値9,317円、心理的節目9,000円など。

震災後の株式市場の動きに関しては、まだ読めない部分が多すぎて難しいが、個人的意見としては、GDPの押し下げ幅一つとっても、あまりにも過小評価され過ぎていると思われる。一方でこの震災を機に企業も非効率な経営など出来なくなるので、今後M&Aや業界再編が進むだろう。また外資による日本企業の買収もあり得る。この辺はもう少し落ち着いてこないと無理だが、頭の中には入れておきたい。

今週の予想レンジ:9,300円~10,000円

更新日 2011年4月3日 株・個人投資家の喫茶店