先週の株式市場は、米ISM製造業景気指数が市場予想を大きく上回るなど、外部環境の好転を受け堅調に推移した。日経平均は週ベースで269円上昇し、震災後の高値を更新した。
今週の株式市場は、10,000円台での値固めが出来るかに注目。注目の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が1万8千人に留まり、事前予想の10万に対し大幅に下振れる結果となった。今週から本格化する米企業の決算発表も、いい数字はかなり織り込んで上昇していただけに、雇用統計の下振れと合わせ、慎重姿勢が強まることが予想される。日経平均も各種オシレーターは過熱感を示唆しており、スピード調整が入って然るべきところ。その際、200日移動平均がサポートとして意識される。
日経平均の上値抵抗としては、SQ値の10,225円、心理的節目10,500円など。下値サポートは、週足雲下限9,932円、200日移動平均線9,888円、日足基準線9,763円など。
7月8日の東証一部:株価収益率(PER)15,61倍、 株価純資産倍率(PBR)1.08倍
今週の予想レンジ:9,800円~10,300円
更新日 2011年7月10日 株・個人投資家の喫茶店