先週の株式市場は、米主要企業の好調な決算やギリシャへの追加支援策がまとまったことなどを受け、日経平均も堅調に推移した。週ベースでは157.64円の上昇。
今週の株式市場は、薄商いのなか底堅い展開が継続か。国内では週末から四半期決算発表が本格化してくる。震災直後に保守的な予想を出した企業の上方修正期待や業績予想を見送っている企業も順調な業績を示せれば買い安心感につながろう。懸念材料としては、米国のデット・シーリングの引き上げ問題が今週ヤマ場を向かえ、円高が更に進むようだと為替離れが進んでいるとは言え、ネガティブな影響は避けられない。
日経平均の上値抵抗としては、7月8日高値10,207円。下値サポートは、心理的節目の10,000円、200日移動平均線9,910円、25日移動平均線9,836円など。予想レンジは3週連続の据え置きとする。
7月22日の東証一部:株価収益率(PER)15,49倍、 株価純資産倍率(PBR)1.07倍
今週の予想レンジ:9,800円~10,300円
更新日 2011年7月24日 株・個人投資家の喫茶店