先週の株式市場は、ギリシャの財政不安や米景気に対する過度な不安が後退し、世界的な株高となった。日経平均は週ベースで189円の上昇。
今週の株式市場は、10,000円と200日移動平均を意識した展開か。注目のISM製造業景気指数が市場予想を上回ったことで、週末の米国株が大幅続伸となっており、週明けの東京市場も買い先行の始まりとなろう。10,000円台乗せでいったん目標達成感も出やすい水準だが、200日移動移動平均線をサポートに出来るかがポイントとなる。ここまで現物・先物とも商いが薄く、主に買い戻しが主導してきた相場だけに脆さも内包していると言える。今後、商いが増えてくるのかも注目。
日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限9,889円、心理的節目の10,000円、週足雲上限10,102円など。下値サポートは、200日移動平均9,866円、日足雲上限9,639円、日足基準線9,609円など、
7月1日の東証一部:株価収益率(PER)15,26倍、 株価純資産倍率(PBR)1.06倍
今週の予想レンジ:9,600円~10,100円
更新日 2011年7月3日 株・個人投資家の喫茶店