2012年9月30日日曜日

2012年10月1日~10月5日の日経平均予想

2012年9月28日 日経平均チャート

先週の株式市場は、日米欧の追加金融緩和効果が一巡し軟調な展開となった。また、円の高止まりやチャイナ・リスクが上値圧迫要因となっている。日経平均は週ベースで239.84円の下落。(配当落ち分は73.45円)

今週の株式市場は、下値模索の展開が継続か。

・日米欧の金融緩和に関しては、最後に発表した日本の規模とインパクトが不十分であったことから、円高が進行している。

・鉱工業生産指数から日本は景気後退に入った可能性が高い。

・中国の景気減速は以前から周知されていることだが、尖閣問題から始まった、中国の日本企業外しや不買運動の影響が出るのはこれからで、まだ相場に織り込まれていない。

・10月後半から始まる決算発表は外需系を中心に下方修正懸念が高まっており、いくら現状が割安でも積極的な買いは入りにくい。ただ、外需銘柄はかなり低い水準まで売られているので、指数に与えるインパクトも小さくなっている。

そんなこんなで、好材料を見つけることは困難な状況になっており、日経平均は9月6日安値を下回るとダブルトップから調整色が一段と強まるリスクがある。政策面でのポジディブな材料を期待したいところ。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限8,910円、日足基準線8,967円、200日移動平均線9,023円、週足基準線9,215円など。下値サポートとしては、75日移動平均線8,863円、日足雲下限8,775円、9月6日安値8,646円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.34倍 PBR0.91倍 予想配当利回り2.56%

今週の予想レンジ:8,600円~9,000円

更新日 2012年9月30日 株・個人投資家の喫茶店