2012年9月9日日曜日
2012年9月10日~9月14日の日経平均予想
先週の株式市場は、ECB理事会や米雇用統計を控え様子見ムードが強い中、東証一部の年初来安値が200を超えるなど、軟調な展開が続いた。ただ、週末にECBが南欧国債の買い入れで合意したことを受け、直近売り込まれた銘柄に買い戻しが入り、日経平均もほぼ前週末の水準まで持ち直した。日経平均は週ベースで31.74円の上昇。
今週の株式市場は、FOMC通過までは方向感のない展開が続く。今週は12~13日に開催されるFOMCが最大の注目材料となる。7日の雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことで、現在、FRBが何らかのアクションを起こすとの見方が大勢となっており、その動向が注目される。また、12日にはドイツの憲法裁判所が欧州安定メカニズム(ESM)の合憲性について判断を示す。違憲判決が出ることはないと思われるが、出たら大変なことになる。国内には、特に材料はないが、週末にメジャーSQを控え、薄商いの中、先物の思惑的な売買で上下に振らされやすくなろう。いずれにしろ、今週も海外のイベント待ち。
今週の日経平均の上値抵抗としては、25日移動平均線8,951円、200日移動平均線8,985円、心理的節目の9,000円、週足基準線9,247円など。下値サポートとしては、日足基準線8,868円、75日移動平均線8,773円、日足雲上限8,687円、日足雲下限8,631円など。
東証1部全銘柄 予想PER12.36倍 PBR0.91倍 予想配当利回り2.56%
今週の予想レンジ:8,700円~9,200円
更新日 2012年9月9日 株・個人投資家の喫茶店