2012年11月11日日曜日

2012年11月12日~11月16日の日経平均予想

日経平均チャート2012年11月9日

先週の株式市場は5日続落となった。注目の米大統領選はオバマ氏が再選を果たすも、ねじれ議会の継続も決定し「財政の崖」問題から米株は下落基調を強めた。日本株は円高の進行や、欧州景気の悪化、国内のさえない決算も重しとなり、日経平均は週ベースで293.62の下落。

今週の株式市場は上値の重い展開が継続か。先週の下落でテクニカル的なサポートが次々とブレイクされ、現状の8,750円レベルで踏ん張れないと、次のサポートは8,500円くらいしか見当たらない。円高の進行が止まるかどうかにかかっている。今後注意したいのは、ヘッジファンドの11月決算に伴うポジションのアンワインド(巻き戻し)、ロング・ショートのアンワインドが入ると、割高な株は更に割高に買われ、割安な銘柄は更に売られることになる。昨年、日経平均が安値をつけたのもこの11月。商いも細っているので株価の振幅が大きくなることが考えられる。ただ、昨年も11月に異常な安値をつけた銘柄は春先にかけ大きく戻しているので、アンワインドで機械的に売られる銘柄を安く拾えるチャンスとも言える。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足基準線8,782円、日足雲下限8,808円、日足雲上限8,944円、200日移動平均線9,074円。下値サポートとしては、先週のSQ値8,745円、心理的節目8,500円、10月15日安値8,488円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.03倍 PBR0.90倍 予想配当利回り2.56%

今週の予想レンジ:8,500円~9,000円

更新日 2012年11月11日 株・個人投資家の喫茶店