先週の株式市場は、衆院解散とそれに伴う金融緩和期待から円売り・日本株買いの流れが継続した。日経平均は週ベースで342.64円の上昇。
今週の株式市場は、短期的な過熱感はあるが、円安継続なら9,500円をうかがう展開か。安倍氏の一連の金融緩和発言から、ユーロは主要企業の想定為替レートを大きく上回る107円近くまで上昇しており、この影響は非常に大きい。勿論、期待感が先行し過ぎている面は否めず、いずれ政策の実現性などを冷静に織り込みにいくことが考えられる。しかし、今は先のことは考えず、安倍トレードに乗れと言う動きになっており、好需給を支えに、疑問を抱えながらも踏み上げ的に9,500円を超えていくことも考えられる。
今週の日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,500円、9,750円。下値サポートとしては、週足雲上限9,285円、週足雲下限9,195円、200日移動平均線9,079円、日足基準線8,993円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.07倍 PBR0.96倍 予想配当利回り2.42%
今週の予想レンジ:9,200円~9,600円
更新日 2012年11月25日 株・個人投資家の喫茶店