先週の株式市場は、円安の一服や、米国の「財政の崖」を巡る動向から売りが優勢になる場面もあったが、週末に再び円安に振れたことから続伸となった。日経平均は週ベースで79.21円の上昇。上昇は3週連続。
今週の株式市場は、高値警戒感を抱えながらも底堅い展開が継続か。米国市場は、「財政の崖」を巡る政治家の発言にかなり敏感になっており、波乱要因として考えておく必要がある。ただ、日本株は円安による株価上昇で需給は改善しており、押したところではすかさず買いが入ってくる。
また、選挙までは積極的に売る向きも限られると思われ、先物も仕掛けるなら下より上という流れか。
今週の日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の9,500円、9,750円。下値サポートとしては、週足雲上限9,195円、週足雲下限9,106円、200日移動平均線9,089円、日足基準線9,056円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.72倍 PBR0.96倍 予想配当利回り2.40%
今週の予想レンジ:9,250円~9,750円
更新日 2012年12月2日 株・個人投資家の喫茶店