2013年6月9日日曜日

2013年6月10日~6月14日の日経平均予想

日経平均(日足)2013年6月7日
先週の株式市場は、連日の荒い値動きのなか下値を切り下げる展開となった。米国のQE縮小観測やドル円が節目の100円を割れたことがリスクオンの巻き戻しに繋がった。日経平均は週ベースで897.01円の下落。

今週の株式市場は、不安定な動きが継続か。注目の米雇用統計は強からず弱からずで米国株は大幅高となった。この結果を受け週明けはCMEの清算値13,220円にサヤ寄せしての始まりが予想される。ただ、投げきれていないだけに円の戻りが鈍いようだと上値は重くなると思われる。また、これでQE縮小観測が払拭されたわけではなく、市場の関心は19日のバーナンキ議長の会見へと移って行くだろう。日本では10日~11日に日銀の金融政策決定会合が開催され、黒田総裁の会見に注目が集まる。オシレーター的には売られ過ぎを示唆しているが、今回の上昇局面でオシレーターがまったく機能しなかったように過信は禁物である。下に振れた場合は、2012年11月13日安値8,619円~5月23日高値15,942円の半値押し12,281円が目安となるが、米雇用統計を受けこの懸念は遠のいた。まずは週明け上昇し、75日移動平均レベルを固められるかに注目したい。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目13,000円、75日移動平均線13,110円、日足雲上限13,240円、心理的節目13,500円、25日移動平均線14,316円など。下値サポートとしては、週足基準線12,715円、月足雲上限12,648円、日足雲下限12,524円、半値押しの12,281円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.71倍 PBR1.18倍 予想配当利回り1.86%

今週の予想レンジ:12,500円~13,800円

更新日 2013年6月9日 株・個人投資家の喫茶店