先週の株式市場は反落。欧州の冴えない経済指標や米国の利上げ時期の前倒し懸念から海外市場が軟調に推移し、アベノミクス相場が始まってから初の5日続落となった。ただ、下がったところでは公的資金や日銀のETF買いに支えられ下げ幅は小幅なものにとどまっている。日経平均は週ベースで273.09円の下落。
今週の株式市場は方向感のない展開が続きそう。15,500円がレジスタンスとなっているが、下がれば天からの買いが入ってくる官製相場の色彩が一段と強まっており、下値を積極的に売り込んでくる向きも存在しない。世界的にも為替・株式市場とも低ボラが続いており、楽観論と警戒感が綱引きしながら膠着感が強まっている。
日経平均の上値抵抗としては、週足雲上限15,212円や1月24日の窓埋めにあたる心理的節目の15,500円。下値サポートとしては、日足基準線15,161円、7月のSQ値15,084円、心理的節目15,000円、200日移動平均線14,864円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.49倍 PBR1.27倍 予想配当利回り1.66%
今週の予想レンジ:14,800円~15,500円
更新日 2014年7月13日 株・個人投資家の喫茶店