先週の日経平均は続伸。米国株は年内の利上げ懸念が再燃し上値の重い展開が続いたが、株はそれほど下がらず、ドル円が円安に振れた分だけ日本株にはプラスとなった。また、郵政3社が好スタートを切ったことで相場全体の雰囲気を明るくした。日経平均は週ベースで182.5円の上昇。
今週の株式市場は上値を試す展開か。週末の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比27万1000人増となり、市場予想を大幅に上回った。米国株は年内の利上げが一段と意識されマイナスで推移する場面が多かったが、金利上昇が追い風になる金融株が買われるなど底堅い動きだった。この雇用統計を受けドル円が123円台まで急落したことでCMEの清算値は19,460円まで上昇している。日経平均は先週末に19,000円前後の主だったレジスタンスを全て上抜けてきており、しこっている2万円を目指す動きになっている。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目19,500円、心理的節目20,000円。下値サポートとしては、200日移動平均19,249円、週足雲上限19,006円、週足基準線18,927円、日足雲上限18,924円、日足基準線18,237円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.55倍 PBR1.31倍 予想配当利回り1.60%
今週の予想レンジ:18,800円~19,800円
更新日 2015年11月8日 株・個人投資家の喫茶店