先週の日経平均は続落。FOMCで利上げが決定されたが、懸念されていたドルポジションの巻き戻しによる円高も起こらず比較的落ち着いた動きだった。ただ、短期筋のポジション調整が一巡すると、再び原油価格などに目が向き始め買いは続かなかった。また、週末に発表された異次元緩和の補完措置は、日銀の手詰まり感や矛盾が露呈し逆効果となる。株価は予想通り大きな振幅を見せたが、週ベースで見れば243.68円と比較的小幅な下落にとどまった。
今週の日経平均は揉み合いか。週明けは異次元緩和の補完措置後に乱高下した余韻を引きずり、先物主導で荒い動きも想定されるが、大きなイベントが通過し外国人もクリスマス休暇に入ることから、ボラティリティは次第に落ち着いてくると思われる。レンジとしては週足雲上限19,439円~15日の安値18,562円の間。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線19,287円、週足雲上限19,439円、200日移動平均線19,505円心理的節目20,000円。下値サポートとしては、日足雲上限18,963円、週足基準線18,927円、12月15日安値18,562円心理的節目18,500円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.34倍 PBR1.29倍 予想配当利回り1.61%
今週の予想レンジ:18,500円~19,400円
更新日 2015年12月20日 株・個人投資家の喫茶店