先週の日経平均は反発。掉尾の一振と言うには物足りない内容だったが、日銀の補完措置後の5連敗を抜け出し3日続伸となった。外国人が休みのなか商いは非常に薄かったが、個別銘柄は個人の損だしの売りが終わったことで、売られていたものが大きく上昇する典型的なリターン・リバーサルとなった。日経平均は週ベースで264.65円の上昇。
今週の株式市場は上値の重い展開か。名実ともに新年相場入りとなるが、積極的な買い材料は見当たらない。正月休み中に米国株式市場が続落したことで、週明けは売り先行の始まりと成りそうだが、個人の需給は年末改善していることから、指数は重くても引き続き中小型株中心にリターン・リバーサルが継続しそうだ。予想レンジは先週と同じ12月15日安値18,526円~日足基準線19,287円の間だが、膠着感を強めている為替の動きには注意。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線19,287円、日足雲上限19,312円、週足雲上限19,403円、200日移動平均線19,508円。下値サポートとしては、12月15日安値18,562円、心理的節目18,500円、日足雲下限18,430円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.72倍 PBR1.30倍 予想配当利回り1.61%
今週の予想レンジ:18,500円~19,300円
更新日 2016年1月3日 株・個人投資家の喫茶店