先週の日経平均は反落。週初は節目の20,000円を手前に揉み合いを続けていたが、米国株がトランプ大統領を巡る一連の疑惑から急落し、為替も円高に振れたことで売りが優勢になった。ただ、下がったところでは日銀のETF買いが下値を支え、為替水準と比較すれば底堅い展開だったと言える。日経平均は週ベースで293.14円の下落。
今週の株式市場は揉み合いか。トランプ大統領を巡る一連の疑惑が引き続き重荷になるが、週末には震源地の米国株が落ち着きを取り戻しているので、上値は重いが下値も堅そうだ。日経平均は典型的なアイランドリバーサルを形成しチャートの形状は良くないが、下がったところでは先週同様日銀のETF買いが下値を支えそうだ。また、日経平均の予想PERも現在14.06倍まで低下し、一定の下支え要因になっているが、これに関しては円高が進めば簡単に変わるものなので過信は禁物。
東証1部全銘柄 予想PER15.36倍 予想PBR1.27倍 予想配当利回り1.74%
今週の予想レンジ:19,200円~19,900円
更新日 2017年5月21日 株・個人投資家の喫茶店