先週の日経平均は反発。6月の米雇用統計が程よい着地となり、ドル円も114円台の円安に振れるなど好材料が揃い、週明け2万円の大台を回復した。イエレンFRB議長の議会証言は、概ねハト派寄りと受け止められ、過剰流動性相場が継続するとの思惑からNYダウは連日で史上最高値を更新。日本株もこの流れを好感したものの、米長期金利が低下し円高に振れたことで週後半は次第に上値が重くなった。
今週の株式市場は揉み合いか。下値も堅いが上も20,200円付近になるとピタリと買いが止まり、1ヶ月以上レンジ相場が継続している。今週から国内企業の4-6月期決算の発表が始まる。企業側の予想より現状は円安で推移しているのでポジティブな決算が多いと思われるが、既にある程度は織り込まれているので大きく水準を変えるようなインパクトはないだろう。従って今週も日足基準線の攻防がメインシナリオで、予想レンジは7週連続で据え置きとする。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,500円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、日足基準線20,037円、日足雲上限19,846円、75日移動平均19,575円、心理的節目19,500円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.88倍 予想PBR1.32倍 予想配当利回り1.66%
今週の予想レンジ:19,600円~20,500円
更新日 2017年7月16日 株・個人投資家の喫茶店