先週の日経平均は小幅に反落。日欧の金融政策を巡るイベントはどちらも波乱なく通過し、米国株はダウ・ナスダックとも史上最高値を更新した。しかしながら日本株は円高が重しとなり、下値は堅いが上値も重い展開が継続した。日経平均は週ベースで19.11円の下落。
今週の株式市場は揉み合いか。米国企業の4ー6月期決算は概ね好調でダウ・ナスダックとも史上最高値圏での推移を続けているが、インフレ圧力が弱く政治リスクもあることから、米長期金利が思ったように上がず円安が進みづらい環境になっている。今週も基本的に先週までの流れを引き継ぎそうで、日足基準線をはさんでの一進一退が継続しそうだ。国内では主要企業の4-6月期決算発表が本格化するので、個別の決算プレーが中心になりそう。予想レンジは8週連続で据え置きとする。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,500円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、日足基準線20,037円、日足雲上限19,917円、75日移動平均19,630円、心理的節目19,500円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.92倍 予想PBR1.33倍 予想配当利回り1.65%
今週の予想レンジ:19,600円~20,500円
更新日 2017年7月23日 株・個人投資家の喫茶店