先週の日経平均は続落。週前半は良好な米雇用統計を受けダウは史上最高値を更新し、ドル円相場も円安に振れたため買い先行での始まりとなった。その後は為替が円安に向かわないことが重しとなり、週後半は北朝鮮がグアムへのミサイル発射を検討しているなどの報道を受け利益確定売りが優勢となった。日経平均は週ベースで222.59円の下落。
今週の株式市場は弱含みの展開か。引き続き北朝鮮を巡る地政学リスクが重しとなるが、米朝が直ちに交戦状態になる可能性は低く、舌戦が現状維持程度なら相場に与える影響は次第に薄れて行くだろう。日本はお盆休み中ということもあり、商いは膨らみづらく、個別株での局地戦が中心となりそうだ。日経平均の上値目途は、商いが膨らんだ2万円前後。下値目途としては、日足雲下限の19,369円や週足基準線の19,271円がサポートとして意識される。
日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均線19,889円、日足基準線19,930円、心理的節目20,000円、日足雲上限20,016円。下値サポートとしては、心理的節目19,500円、日足雲下限19,369円、週足基準線19,271円、心理的節目19000円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.53倍 予想PBR1.29倍 予想配当利回り1.66%
今週の予想レンジ:19,200円~20,000円
更新日 2017年8月13日 株・個人投資家の喫茶店