先週の日経平均は小幅に続落。米国株はトランプ大統領がメキシコ国境との壁建設費用を巡って政府機関の閉鎖も辞さない姿勢を示したことから、債務上限の引き上げや税制改革にも影響が及ぶとの懸念から上値が重く、日本株も19,500円はさんでの揉み合いとなった。日経平均は週ベースで17.8円の下落。
今週の株式市場は上値の重い展開か。週末のジャクソンホールは欧米中央銀行のトップが金融政策に言及しなかったことで材料的には中立。今後はトランプ政権による税制改革への期待感が米国株を押し上げる可能性はあるが、議会との軋轢やツイッターなどでの不規則発言、北朝鮮を巡る地政学リスクが引き続き日米の上値抑制要因となる。日経平均の上値目途は、商いが膨らんだ2万円前後。下値目途としては、200日移動平均線19,297円や週足基準線19,271円が目先のサポートとして意識される。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線19,764円、日足雲下限19,884円、75日移動平均線19,904円、心理的節目20,000円日足雲上限20,033円。下値サポートとしては、200日移動平均線19,297円、週足基準線19,271円、心理的節目19000円、週足雲上限18,524円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.34倍 予想PBR1.28倍 予想配当利回り1.66%
今週の予想レンジ:19,000円~20,000円
更新日 2017年8月27日 株・個人投資家の喫茶店