先週の日経平均は続伸。週初は円高の進行や北朝鮮情勢への警戒感から続落しての始まりとなった。しかし週末は税制改革への実現期待から米国主要3指数がそろって史上最高値を更新し、日経平均は日足基準線をサポートに日銀のETF買いにも支えられ、3日続伸で週を終えた。日経平均は週ベースで268.18円の上昇。
今週の株式市場は揉み合いか。アメリカでの税制改正が進展すれば今週も堅調な展開が継続しそうだ。ただ、税制改正による米景気拡大は既に織り込みが進んでいるので、米国株の大幅高は見込みにくく、日本株も高値圏での揉み合いが予想される。テクニカル的には、週末に17日の戻り高値22,757円を上抜けたことで、11月9日ザラ場高値23,382円が次の上値目処。一方、日足基準線を割れた場合は、16日のザラ場安値21,972円が次の下値目処として意識される。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の23,000円、11月9日ザラ場高値23,382円。下値サポートとしては、日足基準線22,515円、心理的節目の22,000円、心理的節目の21,500円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.68倍 予想PBR1.39倍 予想配当利回り1.52%
今週の予想レンジ:22,000円~23,000円
更新日 2017年12月3日 株・個人投資家の喫茶店