先週の日経平均は反発。週明けは米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったことや、米中の追加関税を受けても欧米市場が落ち着いた動きだったことから、続伸での始まりとなった。週半ばにトランプ政権が追加で2000億ドル(約22兆2000億円)規模の中国製品に10%の関税を適用する方針を明らかにしたことで売り直される場面もあったが、中国による対抗措置など新たな悪材料が出なかったことで週末は再び買いが優勢となった。日経平均は週ベースで809.21円の上昇。
今週の株式市場は、底堅い展開か。米中貿易問題で新たな悪材料がなければ米国では株高と金利上昇が進んでいることから、為替の円安基調が追い風となり底堅い展開が予想される。リスク要因としては、中国の報復関税、トランプ政権が日本の自動車などに矛先を向けること。貿易問題は要人の発言一つで大きく振れるので注意は必要だ。
上は心理的節目の23,000円、2月2日~5日の下落時に空けた窓埋め23,122円などが目先のレジスタンス。下は日足雲上限22,448円、日足基準線22,237円、心理的節目22,000円、日足雲下限21,698円などがサポートとして意識される。
東証1部全銘柄 予想PER14.93倍 予想PBR1.31倍 予想配当利回り1.71%
今週の予想レンジ:21,750円~23,000円
更新日 2018年7月15日 株・個人投資家の喫茶店