先週の日経平均は続落。週明けの日銀短観は景況感が5年半ぶりに2四半期連続で悪化したが、設備投資は堅調で大企業・製造業の想定為替レートも1ドル107.26円と、現行レートよりなかり円高に設定されたため好感される場面もあった。しかし、上海株の下落に連動し500円近い急落となった。火曜日からは米中の関税発動期限を前に様子見ムードが強まったが、週末に追加関税が予定通り発動されると、一旦買い戻す動きが優勢となった。日経平均は週ベースで516.37円の下落。
今週の株式市場は、上値の重い展開か。米中の追加関税は予定通り発動されたが、初期反応は買い戻しとなった。ただ、実体経済への影響はこれからであり、今後米中の報復関税の応酬がエスカレートして行く可能性もあるので悪材料出尽くしとは言えず、警戒感は引きずったままとなる。上は心理的節目22,000円、日足基準線22,237円、日足雲上限22,486円などが目先のレジスタンス。下は日足雲下限21,699円、心理的節目21,500円、週足雲下限21,088円、心理的節目21,000円などがサポートとして意識される。
東証1部全銘柄 予想PER14.60倍 予想PBR1.28倍 予想配当利回り1.74%
今週の予想レンジ:21,250円~22,250円
更新日 2018年7月8日 株・個人投資家の喫茶店