先週の日経平均は続伸。米中通商協議が進展し、今月の米中首脳会談で合意する可能性が高まって来たことを受け堅調な推移となった。米朝首脳会談は北朝鮮の非核化で合意に至らなかったが、相場への影響は限られた。日経平均は週ベースで177.18円の上昇。
今週の株式市場は、揉み合いか。米中通商問題での合意期待や中国の景気対策期待など、マーケットはかなり先取りする形で上昇してきたので、ここから一段高となるには新たな材料が必要となる。ただ、日本株は円安が支えとなり、相対的に底堅く推移しそうだ。尤も好材料を織り込んで上昇してきただけに悪材料が出るとカウンター的に大きく売られるリスクも高まっている点は注意したい。予想レンジは先週と同じとする。
上は週足雲下限21,783円、心理的節目22,000円、週足雲上限22,043円、200日移動平均線22,052円がレジスタンス。下は心理的節目21,000円、日足基準線20,978円、日足雲上限20,823円、日足雲下限20,479円などがサポートとして意識される。
東証1部全銘柄 予想PER13.97倍 予想PBR1.22倍 予想配当利回り1.95%
今週の予想レンジ:20,750円~22,250円
更新日 2019年3月3日 株・個人投資家の喫茶店