先週の日経平均は小幅続伸。米中首脳会談を控え情報が錯綜し先物主導で振られる場面もあったが、基本様子見姿勢が強く揉み合う展開となった。日経平均は週ベースで17.28円の上昇。
今週の株式市場は続伸か。注目の米中首脳会談は、大方の予想通り追加関税第4弾は見送られ、頓挫していた米中通商協議も継続となった。また、トランプ大統領はファーウェイに対する禁輸措置を緩和し米企業による輸出を一部認めると語った。ファーウェイに対する緩和は市場に織り込まれていないので、週明けポジティブな反応が期待できる。ただ、これでファーウェイ問題がすべて解決したわけではなく、知的財産侵害などの中核的争点も不透明で火種は残り続けることから、買い一巡後は次第に上値が重くなりそうだ。
日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限21,323円、心理的節目21,500円、日足雲上限21,557円、200日移動平均21,638円。下値サポートとしては、心理的節目21,000円、日足基準線20,893円、週足基準線20,655円、心理的節目20,500円。
東証1部全銘柄 予想PER13.42倍 予想PBR1.14倍 予想配当利回り2.09%
今週の予想レンジ:21,000円~22,000円
更新日 2019年6月30日 株・個人投資家の喫茶店