先週の日経平均は続伸。注目の米中首脳会談は、大方の予想通り追加関税第4弾は見送られ、頓挫していた米中通商協議も継続となった。また、トランプ大統領がファーウェイに対する禁輸措置を緩和し米企業による輸出を一部認めると述べたことが好感され、週明けは454円の大幅高となった。その後、米国株は主要3指数が史上最高値を更新するなど堅調に推移したが、日本株は円高への懸念もあり、節目の22,000円を前に上値の重い展開となった。日経平均は週ベースで470.46円の上昇。
今週の株式市場は揉み合いか。6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったことで、ドルは買い戻され株は売られる展開となった。ただ、株の下げ幅は小幅に留まり為替は円安に振れたため、週明けの日本株には中立。雇用統計はまだ完全に消化出来ていないが、マーケット的には予想外の強い雇用統計を受けても月末のFOMCでの0.25%の予防的利下げは確実視されており、そのため株も小幅な下げにとどまったのだろう。まずはパウエル議長の議会証言に注目が集まる。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目22,000円、年初来高値22,362円。下値サポートとしては、200日移動平均線21,611円、日足雲上限21,472円、日足雲下限21,232円、日足基準線21,036円など。
東証1部全銘柄 予想PER13.78倍 予想PBR1.17倍 予想配当利回り2.02%
今週の予想レンジ:21,000円~22,000円
更新日 2019年7月7日 株・個人投資家の喫茶店