2019年8月25日日曜日

2019年8月26日~8月30日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2019年8月23日
先週の日経平均は反発。週明けは中国やドイツの景気刺激策検討を好感し、米国株が上昇した流れを受け買いが先行したが、週半ばからはパウエルFRB議長の講演を前に積極的な売買は手控えられた。日経平均は週ベースで292.1円の上昇。

今週の株式市場は軟調な展開か。週末パウエルFRB議長はジャクソンホールで追加利下げを示唆したものの、中国政府が米国からの輸入品約750億ドル相当に9月1日から最大10%の追加関税を課す報復措置を発表。これを受けトランプ大統領も即座に新たな対抗措置を発表するとツイートしたことで米中貿易摩擦の激化懸念からダウ・ナスダックとも急落となった。米中関係の悪化を受けて通商協議が再び滞ることになれば株式市場には下押し圧力となる。米国はトランプ大統領によるFRBへの金融緩和圧力が一層高まることが株価の下支え要因となるが、金融緩和余地が乏しい日本は円高の進行が気がかり。週明け2万円の攻防からレンジ下抜けに注意。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線20,966円、心理的節目21,000円、日足雲下限21,240円、200日移動平均21,279円、日足雲上限21,362円。下値サポートとしては、8月6日安値20,110円、心理的節目20,000円、心理的節目19,500円。

東証1部全銘柄 予想PER13.19倍 予想PBR1.11倍 予想配当利回り2.15%

今週の予想レンジ:19,750円~20,750円

更新日 2019年8月25日 株・個人投資家の喫茶店

2019年8月18日日曜日

2019年8月19日~8月23日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2019年8月16日
先週の日経平均は続落。連休明けは、中国人民銀行が人民元の対ドル基準値を8営業日続けて元安に設定したことで売りが先行。週半ばに米通商代表部(USTR)が対中関税「第4弾」についてスマートフォン、ノートパソコン、靴など一部品目の発動を12月に先送りすると発表したことで買い戻しが優勢となった。しかし、翌日に米国債市場で取引の多い2年債と10年債が逆転する逆イールドが起きたことで世界景気への先行き懸念が強まり再び売りが優勢となった。日経平均は週ベースで266.01円の下落。

今週の株式市場は揉み合いか。米長期金利の下落一服や、中国やドイツの景気刺激策検討を受け週末の米国株が上昇した流れを受け週明けは買いが先行しそうた。ただ、米国による対中関税「第4弾」の一部は延期されたものの、残りは9月1日に実施され、中国も報復措置を示唆していることから引き続き米中の対立が相場の重しとなる。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線20,966円、心理的節目21,000円、200日移動平均21,323円、日足雲下限21,326円、日足雲上限21,353円。下値サポートとしては、8月6日安値20,110円、心理的節目20,000円。

東証1部全銘柄 予想PER13.04倍 予想PBR1.10倍 予想配当利回り2.17%

今週の予想レンジ:20,250円~21,000円

更新日 2019年8月18日 株・個人投資家の喫茶店

2019年8月11日日曜日

2019年8月13日~8月16日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2019年8月9日
先週の日経平均は続落。週明けは米国の制裁関税第4弾に対し中国外務省も報復措置を示唆するなど、米中の対立長期化懸念から売りが先行。火曜日には米国が中国を為替操作国に指定すると発表したことで、日経平均は一時600円を超える急落となった。その後は元安が一服したことで買い戻しが入ったが、週を通して不安定な動きとなった。日経平均は週ベースで402.34円の下落。

今週の株式市場は揉み合いか。特に大きなイベントもなく、トランプ大統領も株価の急落を受けトーンダウンしていることや、中国もあからさまな元安誘導で米国をこれ以上怒らせたくないことから、人民元も大きな動きはないと思われる。上値を積極的に買う動きは限られるが下値も限定的だろう。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線20,966円、心理的節目21,000円、日足雲下限21,223円、日足雲上限21,326円、200日移動平均21,365円。下値サポートとしては、心理的節目20,500円、8月6日安値20,110円、心理的節目20,000円。

東証1部全銘柄 予想PER13.17倍 予想PBR1.11倍 予想配当利回り2.15%

今週の予想レンジ:20,250円~21,250円

更新日 2019年8月11日 株・個人投資家の喫茶店

2019年8月4日日曜日

2019年8月5日~8月9日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2019年8月2日
先週の日経平均は反落。週前半はFOMCの結果発表を31日に控え向感の乏しい展開となった。FOMCは大方の予想通り0.25%の利下げとなったが、これは既に織り込み済みで材料にならず。その後、パウエウルFEB議長が会見で「政策調整であって、利下げ局面の始まりではない」と発言したことで、早期の追加利下げ期待が後退し売りが優勢となった。翌日には経済指標の下振れで再び早期利下げ期待から持ち直しを見せたが、トランプ大統領が追加の対中関税「第4弾」の発動を表明し再びリスクオフの流れとなった。日経平均は週ベースで570.99円の下落。

今週の株式市場は軟調な展開か。トランプ大統領が対中関税の第4弾を発動したことで米国と中国の対立長期化懸念が重しとなりそうだ。ただ、米中の対立激化によって株価が下がるとトランプ大統領のFRBに対する圧力も強まり、再び利下げ期待が米国株の下値を支えることになる。日本株は円高の進行が気がかり。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限21,326円、日足基準線21,391円、200日移動平均21,436円、心理的節目22,000円、年初来高値22,362円。下値サポートとしては、日足雲下限21,052円、心理的節目21,000円、心理的節目20,500円、6月4日安値20,289円。

東証1部全銘柄 予想PER13.34倍 予想PBR1.13倍 予想配当利回り2.11%

今週の予想レンジ:20,500円~21,500円

更新日 2019年8月4日 株・個人投資家の喫茶店