先週の日経平均は続落。週明けは米国の制裁関税第4弾に対し中国外務省も報復措置を示唆するなど、米中の対立長期化懸念から売りが先行。火曜日には米国が中国を為替操作国に指定すると発表したことで、日経平均は一時600円を超える急落となった。その後は元安が一服したことで買い戻しが入ったが、週を通して不安定な動きとなった。日経平均は週ベースで402.34円の下落。
今週の株式市場は揉み合いか。特に大きなイベントもなく、トランプ大統領も株価の急落を受けトーンダウンしていることや、中国もあからさまな元安誘導で米国をこれ以上怒らせたくないことから、人民元も大きな動きはないと思われる。上値を積極的に買う動きは限られるが下値も限定的だろう。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線20,966円、心理的節目21,000円、日足雲下限21,223円、日足雲上限21,326円、200日移動平均21,365円。下値サポートとしては、心理的節目20,500円、8月6日安値20,110円、心理的節目20,000円。
東証1部全銘柄 予想PER13.17倍 予想PBR1.11倍 予想配当利回り2.15%
今週の予想レンジ:20,250円~21,250円
更新日 2019年8月11日 株・個人投資家の喫茶店