先週の日経平均は続落。連休明けは、中国人民銀行が人民元の対ドル基準値を8営業日続けて元安に設定したことで売りが先行。週半ばに米通商代表部(USTR)が対中関税「第4弾」についてスマートフォン、ノートパソコン、靴など一部品目の発動を12月に先送りすると発表したことで買い戻しが優勢となった。しかし、翌日に米国債市場で取引の多い2年債と10年債が逆転する逆イールドが起きたことで世界景気への先行き懸念が強まり再び売りが優勢となった。日経平均は週ベースで266.01円の下落。
今週の株式市場は揉み合いか。米長期金利の下落一服や、中国やドイツの景気刺激策検討を受け週末の米国株が上昇した流れを受け週明けは買いが先行しそうた。ただ、米国による対中関税「第4弾」の一部は延期されたものの、残りは9月1日に実施され、中国も報復措置を示唆していることから引き続き米中の対立が相場の重しとなる。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線20,966円、心理的節目21,000円、200日移動平均21,323円、日足雲下限21,326円、日足雲上限21,353円。下値サポートとしては、8月6日安値20,110円、心理的節目20,000円。
東証1部全銘柄 予想PER13.04倍 予想PBR1.10倍 予想配当利回り2.17%
今週の予想レンジ:20,250円~21,000円
更新日 2019年8月18日 株・個人投資家の喫茶店