先週の日経平均は小幅に続落。米国株がワクチン開発への期待感や、パウエルFRB議長が物価上昇率の目標の2%を一時的に超えるのを容認する新たな政策指針を発表したことを受け上値追いとなり、日本株も堅調な推移を続けていた。しかし、安倍首相が辞任を表明したことで週末は荒れた展開となった。日経平均は週ベースで37.65円の下落。
今週の株式市場は、堅調な展開か。安倍首相の辞任は、ポジティブ要因かネガティブ要因かと問われれば、外交面などは間違いなくネガティブ要因だろう。ただ、後任が誰になっても経済政策やコロナ対応は当面変わらないことから影響は限定的。米国株が崩れない限り、先週までの動きが継続しそうだ。予想レンジは先週と同じとする。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目23,000円、心理的節目24,000円、年初来高値24,115円。下値サポートとしては、日足基準線22,570円、日足雲上限22,528円、200日移動平均線22,016円、心理的節目22,000円。
東証1部全銘柄 予想PER23.77倍 予想PBR1.20倍 予想配当利回り1.78%
今週の予想レンジ:22,500円~23,500円
更新日 2020年8月30日 株・個人投資家の喫茶店