先週の日経平均は4週続落。OPECの増産期待や停戦交渉期待から急反発する場面もあったが、ロシアへの経済制裁に伴う食料・エネルギー高が世界的なスタグフレーションに繋がるとの懸念から、売りが優勢となった。日経平均は週ベースで822.69の下落。
今週の株式市場は、引き続きボラタイルな展開が継続。ロシアとウクライナの問題は落とし所が見えず、今週も日々のヘッドラインで上下に大きく振らされる展開となりそうだ。先週見られたように、ショート・カバーから急反発する場面もあるだろうが、ロシア制裁に伴うサプライチェーンの混乱、インフレ高進による企業業績の悪化は株価に織り込まれているとは言い難く、乱高下を繰り返しながら下値模索の展開になりやすい。
日経平均の上値抵抗としては、日足転換線25847円、心理的節目26000円、日足基準線26281円、週足雲下限26872円、心理的節目27000円、日足雲下限27276円。下値サポートとしては、心理的節目25000円、3月9日安値24681円、心理的節目24000円、月足基準線23576円。
東証1部全銘柄 予想PER13.34倍 予想PBR1.14倍 予想配当利回り2.31%
今週の予想レンジ:24,000円~26,500円
更新日 2022年3月12日 株・個人投資家の喫茶店