先週の日経平均は3週続落。週初はショートカバーによるリバウンドも見られたが、日々悪化するウクライナ情勢を受け売り直される展開となった。日経平均は週ベースで491.03の下落。
今週の株式市場は、引き続きボラタイルな展開が継続。ロシアとウクライナの問題は落とし所が見えず、長期化の様相を呈してきた。停戦のシナリオとしてはいくつかあるものの、楽観的に考えても西側が望まない形での停戦になる確率が高く、戦後もロシアへの経済制裁は続くことから、経済的な混乱は残ることになる。先週はショートカバーで戻す場面もあったが、ロシア制裁に伴うサプライチェーンや金融市場の混乱、インフレ高進による企業業績の悪化は株価に織り込まれているとは言い難く、乱高下を繰り返しながら下値を切り下げていく展開となりそう。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線26827円、週足雲下限26831円、心理的節目27000円、心理的節目27500円、日足雲下限27948円、心理的節目28000円、週足基準線28285円。下値サポートとしては、3月4日安値25774円、心理的節目25500円、心理的節目25000円、心理的節目24500円、月足基準線23576円。
東証1部全銘柄 予想PER13.67倍 予想PBR1.17倍 予想配当利回り2.25%
今週の予想レンジ:25,000円~27,000円
更新日 2022年3月6日 株・個人投資家の喫茶店