先週の日経平均は反落。FOMCは市場の予想通り通常の3倍にあたる0.75%の利上げとなったが、これは織り込み済み。その後の記者会見でパウエルFRB議長が、今後の利上げペースについて慎重な姿勢を示したことで米国株は堅調な推移となった。ただ、日本株は先週急騰した反動や円高が進行したことで上値の重い展開となった。日経平均は週ベースで113.02円の下落。
今週の株式市場は、不安定な展開が継続。米国株はFRBのハト派期待と景気悪化の綱引き状態だが、株の買い戻しが優勢となっている。ただ、景気の悪化に目が向けば売り直されるので、上値は重くなるだろう。日本株は、決算発表が本格化し決算プレーが中心となるが、言われているほど円安の恩恵は受けていいない印象で、上に抜けていくイメージは描きにくい。予想レンジは先週と同じとする。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目28000円、週足雲下限28068円、6月9日高値28389円、週足雲上限28420円。下値サポートとしては、心理的節目27000円、日足雲上限26954円、日足基準線26928円、日足雲下限26704円、週足基準線26535円。
プライム全銘柄 予想PER13.72倍 予想PBR1.20倍 予想配当利回り2.33%
今週の予想レンジ:27,000円~28,250円
更新日 2022年7月31日 株・個人投資家の喫茶店