先週の日経平均は続伸。週初は円安が一服したことで反落したが、NYダウが連日で史上最高値を更新したことや、消費増税先送りと衆院解散を材料に円安・株高が再加速した。日経平均は週ベースで610.45円上昇。
今週の株式市場はボラタイルな展開か。10月の安値から一本調子で約3,000円上昇したことで25日移動平均線からの上方乖離率は、目先の天井圏を示す10%に達している。その他各種オシレーターも相場の過熱感を示唆しているが、CTAなどのヘッジファンドが勢いづいていることもあり、更なる急騰も急反落もあり得る状況。
週明け17日に7-9月期GDP速報値が発表される。衆院解散と増税先送りは先週の上昇で相場に織り込まれているので、良くても悪くてもあまり関係ないが、ヘッジファンドが先物で上下どちらかに仕掛けてくる可能性も高い。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の17,500円、18,000円。下値サポートとしては、日足転換線17,117円、心理的節目の17,000円、QE2前の高値16,374円など。
東証1部全銘柄 予想PER17.17倍 PBR1.42倍 予想配当利回り1.56%
今週の予想レンジ:16,800円~18,000円
更新日 2014年11月16日 株・個人投資家の喫茶店