先週の日経平均は大幅に続伸。米国株が堅調に推移したことで日本株も週初から戻りを試す展開となった。FOMCでは予定通り量的緩和の終了が決定したが、円安が進行したことで日本株にはプラスとなり、週末は日銀のサプライズ緩和を受け一段高となった。日経平均は週ベースで1,122.12円上昇。
今週の株式市場は上値を試す展開か。日銀のサプライズ緩和を受け先週末はパニック的急伸となったが、海外市場が始まると円が一段安となり、米国株も史上最高値を更新したことで先物が一時17,000円を超えるなど、まだパニック的状況が続いている。前例のない官製相場となっており、目先どこまで上昇するかを予測するのは難しい。ただ、追加金融緩和、GPIFとカードをすべて使い果たしたこともあり、外部環境に異変があれば今後対応の選択肢は限られる。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の17,000円、17,500円。下値サポートとしては、心理的節目の16,000円、日足雲上限15,990円、日足基準線15,531円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.63倍 PBR1.36倍 予想配当利回り1.59%
今週の予想レンジ:16,250円~17,500円
更新日 2014年11月2日 株・個人投資家の喫茶店