先週の日経平均は揉み合い。中国の利下げ、ECBの追加緩和期待、米国株の史上最高値を受け堅調な始まりとなったが、その後は円安基調が一服したことや、相場に過熱感も残ることから先物は17,100円台に下落するなど上値が重い展開が続いた。しかし、週末になると再び円安が進行し、原油価格の急落も好材料視され買いが優勢となった。日経平均は週ベースで102.34円の上昇。TOPIXは年初来高値を更新。
今週の株式市場は引き続き揉み合いか。ボラは縮小傾向だが週末に再び円安が進行したことで、このまま119円台・120円台にのせてくるようだと節目の17,500円を超え18,000円も視野に入る。ただ、麻生氏から円安牽制発言が出たように選挙期間中は痛みを受けている人への配慮からあまり円安にしたくないところ。外部環境や需給は良好で目先は日足転換線がサポートする展開が続きそうだ。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の17,500円、18,000円。下値サポートとしては、日足転換線17,187円、心理的節目の17,000円、25日移動平均線16,720円、QE2前の高値16,374円など。
東証1部全銘柄 予想PER17.20倍 PBR1.43倍 予想配当利回り1.54%
今週の予想レンジ:17,100円~17,750円
更新日 2014年11月30日 株・個人投資家の喫茶店