先週の日経平均は続伸。トランプ大統領が欧米など6カ国とイランが結んだ核合意から離脱すると表明したことで不安定な動きとなる場面もあったが、米国株は原油高やウォーレン・バフェット氏のアップル株を大幅に買い増し報道などから週を通して堅調に推移した。これを受け日本株も週末にかけ節目の22,500円を抜けたことで先物に仕掛け的な買いが入り、ショート・カバーを巻き込みながらの上昇となった。日経平均は週ベースで285.7円の上昇。
今週の株式市場は、強含みの展開か。米国株が物価の安定とFRBの緩やかな利上げに支えられ堅調な動きとなっており、日本株もそれに準じた動きが期待できよう。為替が円安基調を保ちながら安定していることはプラス材料だが、ここから一段の円安進行はあまり期待できず、上昇ピッチは徐々に鈍くなると思われる。上は心理的節目の23,000円や2月2日~5日の下落時に空けた窓埋め23,122円が目先のレジスタンス。下は日足雲上限22,238円、心理的節目の22,000円、日足基準線21,912円などがサポートとして意識される。
東証1部全銘柄 予想PER15.49倍 予想PBR1.36倍 予想配当利回り1.60%
今週の予想レンジ:22,000円~23,250円
更新日 2018年5月13日 株・個人投資家の喫茶店