先週の日経平均は小幅に反落。週明けは中国政府が米国からの輸入品約750億ドル相当に9月1日から最大10%の追加関税を課す報復措置を発表。これを受けトランプ大統領も即座に新たな対抗措置を発表するとツイートしたことで米中貿易摩擦の激化懸念から400円を超える下落となった。ただ、その後トランプ大統領がG7で中国との貿易協議を再開する方針を示したことで買い戻しが入った。日経平均は週ベースで6.54円の下落。
今週の株式市場は、引き続き方向感の定まらない展開か。今週は米国の経済指標に注目が集まりそうだが、若干弱めの数字が出た方が利下げ期待が高まるので米国株式市場にはプラスに作用しそうだ。日本株は引き続き円高が上値抑制要因。米中貿易協議の進展期待から先週戻しものの、去年から期待と失望を繰り返しながら実際に追加関税が発動されるなど悪い方向にしか進んでいないのでマーケットも疑心暗鬼。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線20,966円、心理的節目21,000円、日足雲下限21,056円、200日移動平均21,256円、日足雲上限21,408円。下値サポートとしては、8月6日安値20,110円、心理的節目20,000円。
東証1部全銘柄 予想PER13.27倍 予想PBR1.12倍 予想配当利回り2.15%
今週の予想レンジ:20,000円~21,000円
更新日 2019年9月1日 株・個人投資家の喫茶店