先週の日経平均は反落。大発会は米国株高と円安進行を受け510円高となったが、木曜日は連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がタカ派寄りと受け止められ、一転810円安に沈むなど波乱含みの展開となった。日経平均は週ベースで313.15円の下落。
今週の株式市場は、2極化相場継続か。米国の金融政策の変更による過剰流動性相場のアンワインドが、グロース株からバリュー株への流れとなっている。今のところ株式市場全体から資金が逃げている感じはないので、大きく崩れる可能性は低いだろう。国内でも感染者が急増しているオミクロン株に関しては、殆どが無症状か軽症なので過度に心配する必要はないが、マスコミが大騒ぎしたり、政府が「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」を連発し過剰な行動制限に踏み切れば、相場にはネガティブとなる。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線28488円、日足雲上限28737円、200日移動平均28814円、日足雲下限28840円、週足基準線28875円、心理的節目29000円、心理的節目29500円。下値サポートとしては、心理的節目28000円、心理的節目27500円、10月6日安値27293円、8月20日安値26954円。
東証1部全銘柄 予想PER15.30倍 予想PBR1.29倍 予想配当利回り2.01%
今週の予想レンジ:27,750円~29,000円
更新日 2022年1月9日 株・個人投資家の喫茶店