先週の日経平均は続落。米国市場が早期金融引き締めへの警戒感から不安定な動きとなり、日本株も下値を探る展開となった。グロース株からバリュー株への資金シフトは継続。日経平均は週ベースで354.28円の下落。
今週の株式市場は、不安定な展開か。殆ど先週と同じ見解で先週のコメントの繰り返し。米国の金融政策の変更による過剰流動性相場のアンワインドが、グロース株からバリュー株への流れとなっている。今のところ株式市場全体から資金が逃げている感じはないので、大きく崩れる可能性は低いだろう。国内でも感染者が急増しているオミクロン株に関しては、殆どが無症状か軽症なので過度に心配する必要はないが、マスコミが大騒ぎしたり、政府が「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」を連発し過剰な行動制限に踏み切れば、相場にはネガティブとなる。予想レンジは先週と同じとする。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線28638円、日足雲下限28677円、200日移動平均28786円、日足雲上限28854円、週足基準線28875円、心理的節目29000円、心理的節目29500円。下値サポートとしては、心理的節目28000円、心理的節目27500円、10月6日安値27293円、8月20日安値26954円。
東証1部全銘柄 予想PER15.13倍 予想PBR1.28倍 予想配当利回り2.04%
今週の予想レンジ:27,750円~29,000円
更新日 2022年1月16日 株・個人投資家の喫茶店