先週の日経平均は4週続落。注目のFOMCは通過して霧が晴れるどころか、却って霧が深まる結果となり、ウクライナを巡る地政学リスクも重しとなった。週末は日米とも反発したものの不安定な動きが継続した。日経平均は週ベースで804.92円の下落。
今週の株式市場は、ボラタイルな展開が継続か。日経平均は重要な節目である27,000円を割り込んだことで下値の目処が立たなくなっている。先週書いたように23,000円までは真空地帯に入るので27,000円割れの状態が長引くと、下方への売り仕掛けが入りやすくなる。27,000円から30,000円に戻すのと24,000円に落とすのでは同じ3,000円でも抵抗がまったく違うので、値幅が取れればいいCTAなどは下を狙ってくるのは当然と言える。目先は下げ過ぎのリバウンドも入るだろうが、上値の重い展開が続きそう。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目27000円、日足転換線27367円、日足基準線27716円、心理的節目28000円、日足雲下限28628円。下値サポートとしては、週足雲下限26605円、1月27日安値26044円、心理的節目26000円、心理的節目25000円。
東証1部全銘柄 予想PER14.75倍 予想PBR1.25倍 予想配当利回り2.10%
今週の予想レンジ:25,500円~27,500円
更新日 2022年1月30日 株・個人投資家の喫茶店