2014年8月10日日曜日

2014年8月11日~8月15日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2014年8月10日
先週の株式市場は大幅に反落。米雇用統計を受け円安基調が一服したことで週初から利益確定売りが優勢の展開となり、週末は地政学リスクの高まりから先物主導で急落した。日経平均は週ベースで744.74円の下落。

今週の株式市場は戻りを試す展開か。週末の米国株が反発したことで週明けは買い戻しが先行する流れとなろう。イラク限定空爆に過剰反応した分は容易に戻すと思われるが、欧州はイタリアが既にリセッションに入ったように、ウクライナ問題で欧米とロシアの制裁合戦がエスカレートするようだと、今後ユーロ圏経済全体へのダメージが懸念される。また、国内も各種経済指標が悪化しているにも関わらず、秋にGPIFが株を買ってくれる(約5兆円)ということだけを頼りに、楽観的になり過ぎているのも気になるところ。今週はお盆休みで参加者が減少することもあり、先物主導で値動きが荒くなることも想定される。まずはSQ値の15,036円をすんなりと超え、サポートに出来るかに注目。

日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線14,957円、8月のSQ値15,036円、日足雲上限15,123円、日足基準線15,257円。下値サポートとしては、日足雲下限14,705円、心理的節目の14,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.18倍 PBR1.25倍 予想配当利回り1.69%

今週の予想レンジ:14,800円~15,400円

更新日 2014年8月10日 株・個人投資家の喫茶店