先週の株式市場は反発。前週は700円を超える急落となったが、週末の米国株が反発したことで、週明けの11日は大きく窓を開けて反発し15,000円台を回復した。その後も円安や欧米株が堅調に推移したことで買い戻しが続いた。4-6月の実質GDPは冴えない数字となったが、今後の追加金融緩和も意識されネガティブ視されなかった。日経平均は週ベースで539.97円の上昇。
今週の株式市場は地政学リスク警戒も底堅い展開か。日米欧ともマクロ指標は悪化傾向だが、それが金融緩和姿勢の継続につながり、株式市場は経済指標との乖離を拡大しながらも堅調な推移となっている。特に日本の場合は消滅しかかっていた追加金融緩和期待も出てきたので、GPIF買いと合わせ下げにくい環境になっている。ただ、ロシアがウクライナに侵攻するなど大きな変化があった場合は、7月末に急落したように一気にリスクオフが広がる懸念もあり過信は禁物。目先的には、上は心理的節目の15,500円、下は200日移動平均線の14,972円あたりが目処となる。
日経平均の上値抵抗としては、25日移動平均線15,331円、心理的節目の15,500円。下値サポートとしては、日足基準線15,257円、日足雲上限15,216円、心理的節目15,000円200日移動平均線14,972円、日足雲下限14,727円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.66倍 PBR1.29倍 予想配当利回り1.63%
今週の予想レンジ:15,000円~15,600円
更新日 2014年8月17日 株・個人投資家の喫茶店