2015年12月27日日曜日

2015年12月28日~12月30日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年12月25日
先週の日経平均は続落。米国株は原油相場のリバウンドを受け反発したが、日本株は日銀の補完措置から円高基調が続いていることもあり、5連敗と精彩を欠いた。日経平均は週ベースで217.74円の下落。

今週の株式市場は上値の重い展開か。受け渡しベースでは今週から新年相場入りとなる。年末で市場参加者が少なく、為替も120円の攻防になっていることから主力株の上値は重そうだが、節税売りで大きく下げた小型株にはリターン・リバーサルも期待できる。個人中心に値動きのよい銘柄をゲリラ的に物色する流れか。12月15日安値18,526円~日足基準線19,287円を中心としたレンジを予想するが、ドル円が120円を割り込んでくるようだと手仕舞い売りが加速する恐れがあるので、その辺は注意を要する。

日経平均の上値抵抗としては、週足基準線18,924円、日足雲上限19,151円、日足基準線19,287円、週足雲上限19,439円、200日移動平均線19,506円。下値サポートとしては、12月15日安値18,562円、心理的節目18,500円、日足雲下限18,371円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.41倍 PBR1.28倍 予想配当利回り1.65%

今週の予想レンジ:18,500円~19,300円

更新日 2015年12月27日 株・個人投資家の喫茶店

2015年12月20日日曜日

2015年12月21日~12月25日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年12月18日
先週の日経平均は続落。FOMCで利上げが決定されたが、懸念されていたドルポジションの巻き戻しによる円高も起こらず比較的落ち着いた動きだった。ただ、短期筋のポジション調整が一巡すると、再び原油価格などに目が向き始め買いは続かなかった。また、週末に発表された異次元緩和の補完措置は、日銀の手詰まり感や矛盾が露呈し逆効果となる。株価は予想通り大きな振幅を見せたが、週ベースで見れば243.68円と比較的小幅な下落にとどまった。

今週の日経平均は揉み合いか。週明けは異次元緩和の補完措置後に乱高下した余韻を引きずり、先物主導で荒い動きも想定されるが、大きなイベントが通過し外国人もクリスマス休暇に入ることから、ボラティリティは次第に落ち着いてくると思われる。レンジとしては週足雲上限19,439円~15日の安値18,562円の間。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線19,287円、週足雲上限19,439円、200日移動平均線19,505円心理的節目20,000円。下値サポートとしては、日足雲上限18,963円、週足基準線18,927円、12月15日安値18,562円心理的節目18,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.34倍 PBR1.29倍 予想配当利回り1.61%

今週の予想レンジ:18,500円~19,400円

更新日 2015年12月20日 株・個人投資家の喫茶店

2015年12月13日日曜日

2015年12月14日~12月18日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年12月11日
先週の日経平均は続落。週明けは好調な雇用統計を好感し、米国株が反発した流れを受け買い先行の始まりとなった。しかしその後は米国株が原油安などを受け軟調に推移したことで日経平均もさえない展開となった。7~9月期の国内GDPの伸び率は前期比年率1.0%と速報値のマイナス0.8%から大幅な上方修正となったが、織り込み済みで材料にはならず。日経平均は週ベースで274円の下落。

今週の日経平均はボラタイルな展開か。週末の米国株が下げ、為替も円高が進行していることから、週明けは節目の19,000円を大きく割り込んでの始まりとなりそうだ。くしくも一目均衡表の雲のねじれ(変化日)が14日に起きる。現状、個人の需給は比較的良好なので、下げれば押し目買いも期待できる。15-16日に開催されるFOMCでの利上げは既に織り込み済みだが、為替を含めたポジションのアンワインドがどの程度のインパクトをもたらすかは蓋を開けてみないと分からない。テクニカル的には、上は200日移動平均線19,495円、下は11月2日の安値18,641円がメドになるが、イベントをはさんで上にも下にも先物主導で大きく振れる可能性がある。また、17-18日には日銀の金融政策決定会合が開かれる。こちらは現状維持が大勢となっているが、日銀によるETF買いは残りが44億円と弾切れ状態となっており、何も動かないとは言い切れない。

日経平均の上値抵抗としては、週足雲上限19,290円、200日移動平均線19,495円、日足基準線19,504円、心理的節目20,000円。下値サポートとしては、週足基準線18,927円、日足雲上限18,712円、11月2日安値18,641円、心理的節目18,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.43倍 PBR1.30倍 予想配当利回り1.61%

今週の予想レンジ:18,250円~19,750円

更新日 2015年12月13日 株・個人投資家の喫茶店

2015年12月6日日曜日

2015年12月7日~12月11日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年12月4日
先週の日経平均は7週ぶりの反落。週明けは売りが先行したが、7-9月期の設備投資額が前期比5.4%増と市場予想を大きく上回ったことから翌日は大きく反発した。その後は週末の重要イベントを控え20,000円を挟んでの揉み合いとなったが、欧州中央銀行(ECB)が決めた追加緩和が市場の期待値にとどかなかったことで週末は再び大幅安となった。日経平均は週ベースで379.46円の下落。

今週の日経平均は反発か。先週末はドラギショックで指数中心にポジションのアンワインドが起き大きく下げたが、個別銘柄は案外しっかりしており、リスクオフに傾いたという印象はない。週初は雇用統計を受け米国株が大きく反発していることから、再び20,000円を目指す動きとなりそうだ。ただ、8月の下落過程からの買い戻しも一巡していることから、一段と上値を追うには円安が不可欠となる。日足基準線や200日移動平均線をサポートに上は累積出来高の多い20,000円前後が目処。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,000円、心理的節目20,500円、年初来高値20,952円。下値サポートとしては、200日移動平均19,463円、日足基準線19,327円、週足雲上限19,290円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.70倍 PBR1.32倍 予想配当利回り1.57%

今週の予想レンジ:19,350円~20,250円

更新日 2015年12月6日 株・個人投資家の喫茶店

2015年11月29日日曜日

2015年11月30日~12月4日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年11月27日
先週の日経平均は6週連続で続伸。過熱感がありながらも、欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和観測や国内の政策期待から続伸となった。来週の重要イベントを控え商いは低調だったが、下がったところでは日銀のETF買いが下値を支えた。日経平均は週ベースで4.13円の上昇。

今週は1日にISM製造業景況指数、3日にFRB議長の議会証言、ECB理事会、ドラギ総裁の会見、4日に雇用統計とイベントが目白押し。先週はボラが低下しおとなしい動きだったので、その反動から先物主導で上下に荒い動きも想定されるが、ECBの追加緩和とアメリカの利上げは既に織り込み済みなので案外動かない可能性も。日足転換線がサポートとなっているが、20,000円を超えられず基準線との間に入れば、暫くはエネルギーを溜める展開になりそうだ。日銀のETF買いはあと6回で弾切れとなるが、どうするのか? 

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,000円、心理的節目20,500円、年初来高値20,952円。下値サポートとしては、日足転換線19,623円、200日移動平均19,410円、週足雲上限19,286円、日足基準線19,081円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.89倍 PBR1.34倍 予想配当利回り1.56%

今週の予想レンジ:19,300円~20,300円

更新日 2015年11月29日 株・個人投資家の喫茶店

2015年11月22日日曜日

2015年11月24日~11月27日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年11月20日
先週の日経平均は5週連続で続伸。米国株安やフランスのテロを受け200日移動平均線を割り込んでのスタートとなったが、テロの影響は限定的で200日移動平均線を回復して月曜日を終える。その後は欧米株が堅調に推移したことや、7─9月期国内総生産(GDP)がマイナスになったことで国内の政策期待が高まり、一時20,000円に迫る上昇となった。日経平均は週ベースで282.9円の上昇。

今週の株式市場は底堅い展開か。諸問題は多いが11月に入って陰線を引いたのは4営業日だけと買い気の強い状態が続いており、それは今週も継続しそうだ。騰落レシオは120%を上回り過熱感がみられ、価格帯別累積出来高は5月~8月にかけて揉み合いを続けた20,500円前後が最も多くなっていることから、20,000円を超えてくると利益確定売りや戻り売りで上値は重くなりそうだ。ただ、8月半ばからの急落過程で玉の整理もある程度進み、米国株は年内の利上げを織り込みながら強い動きになっているので、上値は重いが下値も堅いと予想。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,000円、心理的節目20,500円、年初来高値20,95円。下値サポートとしては、日足転換線19,605円、200日移動平均線19,363円、週足雲上限19,208円、週足基準線18,927円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.95倍 PBR1.34倍 予想配当利回り1.56%

今週の予想レンジ:19,400円~20,250円

更新日 2015年11月22日 株・個人投資家の喫茶店

2015年11月15日日曜日

2015年11月16日~11月20日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年11月13日
先週の日経平均は4週連続で続伸。米国株は年内の利上げ懸念が再燃や原油安などから軟調な展開が続いたが、日本株は為替が円安水準で安定していたことや政策期待なども下支えに堅調な展開となった。日経平均は週ベースで331.31円の上昇。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。週明けに発表される7─9月期国内総生産(GDP)は、2四半期連続のマイナスになりそうで、そうなれば大型補正や追加緩和期待などから株にはプラスに働く。日本も中国もファンダメンタルズで上がっている相場ではないので、良い指標よりも悪い指標の方が好感される歪な状態が続く。フランスのテロの影響が週明けのマーケットにどの程度影響するのか読みきれないが、影響は一過性のものにとどまると思われる。ただ、他国にテロが連鎖したり、シリアでの大規模な地上戦に発展すれば、リスクオフが加速する恐れがあるので、今後の情報には注意が必要だ。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,000円。下値サポートとしては、200日移動平均19,312円、日足転換線19,183円、週足雲上限19,040円、週足基準線18,927円、日足雲上限18,924円、日足基準線18,742円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.77倍 PBR1.33倍 予想配当利回り1.58%

今週の予想レンジ:18,900円~19,900円

更新日 2015年11月15日 株・個人投資家の喫茶店

2015年11月8日日曜日

2015年11月9日~11月13日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年11月6日
先週の日経平均は続伸。米国株は年内の利上げ懸念が再燃し上値の重い展開が続いたが、株はそれほど下がらず、ドル円が円安に振れた分だけ日本株にはプラスとなった。また、郵政3社が好スタートを切ったことで相場全体の雰囲気を明るくした。日経平均は週ベースで182.5円の上昇。

今週の株式市場は上値を試す展開か。週末の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比27万1000人増となり、市場予想を大幅に上回った。米国株は年内の利上げが一段と意識されマイナスで推移する場面が多かったが、金利上昇が追い風になる金融株が買われるなど底堅い動きだった。この雇用統計を受けドル円が123円台まで急落したことでCMEの清算値は19,460円まで上昇している。日経平均は先週末に19,000円前後の主だったレジスタンスを全て上抜けてきており、しこっている2万円を目指す動きになっている。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目19,500円、心理的節目20,000円。下値サポートとしては、200日移動平均19,249円、週足雲上限19,006円、週足基準線18,927円、日足雲上限18,924円、日足基準線18,237円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.55倍 PBR1.31倍 予想配当利回り1.60%

今週の予想レンジ:18,800円~19,800円

更新日 2015年11月8日 株・個人投資家の喫茶店

2015年11月1日日曜日

2015年11月2日~11月6日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年10月30日
先週の日経平均は続伸。ECBの追加緩和示唆に続き、中国人民銀行が追加利下げや預金準備率の引き下げを決めたことで週明けから買いが優勢となった。その後は過熱感から利益確定売りに押される場面もあったが、日銀の追加緩和が見送りになった後も株が下がらなかったことで買い戻しが優勢になった。日経平均は週ベースで257.8円の上昇。

今週の株式市場は底堅い展開か。週末に米国株が続落したことでCMEの清算値は18,880円まで下げているが、郵政上場を前に下がれば公的資金が下値を支える。19,000円前後はテクニカルポイントが集中しており、膠着感が強まりやすいが、金曜日にやられた売り方が再び攻撃を仕掛けてくるとも考えづらい。波乱要因としては米国で再び年内の利上げ観測が再燃すること。

今週の4日に郵政3社が上場となる。グレーマーケット(上場前に売買を行う市場)では、かんぽ生命保険は公開価格2,200円に対し2,350円の買い、ゆうちょ銀行には公開価格1,450円に対し1,550円の買いが入っている模様。上場後、上値を追う展開になると相場全体の雰囲気も明るくなるが・・・

日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均19,094円、日足雲上限19,181円、200日移動平均19,210円、心理的節目19,500円。下値サポートとしては、日足転換線18,675円、日足雲下限18,607円、心理的節目18,500円、日足基準線18,052円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.47倍 PBR1.36倍 予想配当利回り1.60%

今週の予想レンジ:18,500円~19,500円

更新日 2015年11月1日 株・個人投資家の喫茶店

2015年10月25日日曜日

2015年10月26日~10月30日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年10月23日
先週の日経平均は反発。週初は薄商いのなか方向感のない展開だったが、次第に買い戻しが優勢になり、週末はECBのドラギ総裁が追加緩和を強く示唆したことで一段高となった。日経平均は週ベースで533.5円の上昇。

今週の株式市場は戻りを試す展開か。ECBの追加緩和示唆に続き中国も追加緩和に踏み切ったことでCMEの清算値は19,140円まで上昇している。週明けはこれにサヤ寄せしての始まりとなり、ストップロスを巻き込みながらの上昇となりそうだ。200日移動平均線19,166円がレジスタンスとして意識されるが、30日の追加緩和期待も燻っていることもあり、過熱感を伴いながらも買い優勢な展開が続きそう。17,000円を割った時はどうなることかと思われたが、郵政上場に向けてこれ以上ない展開となっている。

日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均19,166円、日足雲上限19,181円、心理的節19,500円。下値サポートとしては、日足雲下限18,637円、心理的節目18,500円、心理的節目18,000円、日足基準線17,908円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.22倍 PBR1.35倍 予想配当利回り1.60%

今週の予想レンジ:18,500円~19,500円

更新日 2015年10月25日 株・個人投資家の喫茶店

2015年10月18日日曜日

2015年10月19日~10月23日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年10月16日
先週の日経平均は反落。週初は買い戻しが一巡したことで利益確定売りと戻り待ちの売りに押されたが、後半は政策期待から持ち直した。日経平均は週ベースで146.87円の下落。

今週の株式市場は底堅い展開か。先週と基本的に見方は変わらず、追加緩和期待と郵政上場に向けた管理相場が継続。レジスタンスは18,000円後半に集中しており、18,000円割れでは公的な買いが下値を支える構図。予想レンジは先週と同じとする。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目18,500円、日足雲下限18,774円、週足雲上限18,785円、週足基準線18,927円、200日移動平均19,149円。下値サポートとしては、心理的節目18,000円、25日移動平均線17,996円、日足基準線17,836円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.77倍 PBR1.31倍 予想配当利回り1.64%

今週の予想レンジ:17,800円~18,800円

更新日 2015年10月18日 株・個人投資家の喫茶店

2015年10月11日日曜日

2015年10月13日~10月16日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年10月9日
先週の日経平均は大幅に反発。雇用統計が大幅に下振れたことでアメリカの早期利上げ観測が後退し世界的な株の買い戻しが続いた。日本もリバランスやロング・ショートのアンワインドなど、直近売られすぎた銘柄を買い戻す動きが加速した。日経平均は週ベースで713.54円の上昇。

今週の株式市場は底堅い展開か。アメリカの利上げ先送り観測から世界的な株の買い戻し相場が続いており、東証の空売り比率も9月29日の43.4%から34%へ約10%急減した。なりふり構わぬ買い戻しはピークを過ぎたと思われるが、日本は追加緩和期待と郵政上場に向けた管理相場の色彩が強くなっており、下値は売り込みづらくなっている。200日移動平均に近づくとさすがに上値は重くなりそうだが下値も堅そうだ。リスク要因としては中東の地政学リスクの再燃。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目18,500円、週足基準線18,927円、200日移動平均19,129円。下値サポートとしては、週足雲上限18,169円、心理的節目18,000円、25日移動平均線17,973円、日足基準線17,839円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.82倍 PBR1.32倍 予想配当利回り1.63%

今週の予想レンジ:17,800円~18,800円

更新日 2015年10月11日 株・個人投資家の喫茶店

2015年10月4日日曜日

2015年10月5日~10月9日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート 2015年10月2日
先週の日経平均は続落。週明けに配当落ちを埋められず、火曜日は中国不安やオイルマネーの引き上げ観測を受け17,000円割れまで売り込まれた。その後は欧米市場が落ち着きを取り戻したことや、日銀の追加緩和期待から買い戻しが優勢になり17,000円後半まで持ち直した。日経平均は週ベースで155.38円の下落。

今週の株式市場はボラタイルな展開が継続か。週末の米雇用統計は市場予想を大幅に下回ったことで売りが先行したが、その後は年内の利上げが難しくなったとして大きく切り返す展開となった。円高が進まなかったことから週明けは東京市場も買いが先行しそうだ。また、7日の日銀決定会合での追加緩和の可能性も多少出てきているので、週初は買い戻しを巻き込み18,000円を超えてくる展開が見込まれる。ただ、外部環境は不安定で追加緩和が見送られた場合には反動安も懸念される。上には荷物が多いが日足基準線の18,047円を越えてくれば、18,500円ぐらいまではすんなりと戻る可能性がある。下は先週の急落時にサポートとなった週足雲下限レベル(16,946円)が当面の下値目処。

日経平均の上値抵抗としては、週足雲上限18,023円、日足基準線18,047円、200日移動平均19,108円。下値サポートとしては、心理的節目17,500円、心理的節目17,000円、週足雲下限16,946円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.11倍 PBR1.26倍 予想配当利回り1.69%

今週の予想レンジ:17,400円~18,400円

更新日 2015年10月4日 株・個人投資家の喫茶店

2015年9月27日日曜日

2015年9月28日~10月2日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年9月25日
先週の日経平均は続落。日本が5連休中の海外市場は、NYダウが394ドル(2.37%)下がるなど総じて冴えない動きだったことから、東京市場も大幅安の始まりとなった。金曜日は配当の再投資に関連する買いや、日銀の追加緩和期待などから反発したが前日の下げを埋めることはできなかった。日経平均は週ベースで189.7円の下落。

今週の株式市場は揉み合いか。200日線を割り込んでから約1ヶ月経つが浮上のきっかけを掴めないでいる。かと言ってここから更に売り込むのもリスクがある状態。11月の郵政上場は失敗のできない案件であり、消費者物価指数(CPI)が異次元緩和導入時以来、2年4ヶ月ぶり下落に転じたことも10月の追加緩和期待を後押しすることになろう。ちょっとレンジは広いが上は200日移動平均線の19,000円レベルから、下は心理的節目の17,000円の間で不安定な動きが続きそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、25日移動平均線18,400円、日足基準線19,039円、200日移動平均19,117円、週足基準線19,184円。下値サポートとしては、週足雲上限17,839円、心理的節目17,500円、8日の安値 17,415円、心理的節目17,000円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.21倍 PBR1.26倍 予想配当利回り1.68%

今週の予想レンジ:17,250円~18,500円

更新日 2015年9月27日 株・個人投資家の喫茶店

2015年9月20日日曜日

2015年9月24日~9月25日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年9月18日
先週の日経平均は反落。月曜日は下げて始まったが、その後はFOMCを前に買い戻す動きが優勢になった。注目のFOMCは発表される前に利上げ見送りが大勢となり、相場もそれを織り込んで動いていたので大きな反応はなかった。日経平均は週ベースで194.01円の下落。

今週の株式市場は、シルバーウィークの谷間で2営業日しかなく、連休中の海外市場次第となる。日経平均は200日移動平均がレジスタンスとなっており、まだ下落基調から完全に抜け出せていない。株価は9月9日につけた大陽線の中での動きが続いており、上下どちらに抜けてくるかが注目点。8日の安値17,415円が目先の底値になったかはまだ分からない。郵政上場に向けたクジラの買い支えや、安倍政権が安保関連法案を成立させたことで、今後政策の軸足が経済に移るという期待感が株価の下支え要因として働く。25日は権利付き最終日なので、高配当銘柄などには買いが向かいそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線19,042円、200日移動平均19,115円、週足基準線19,184円。下値サポートとしては、心理的節目18,000円、週足雲上限17,839円、心理的節目17,500円、8日の安値17415円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.35倍 PBR1.27倍 予想配当利回り1.67%

今週の予想レンジ:17,400円~18,500円

更新日 2015年9月20日 株・個人投資家の喫茶店

2015年9月13日日曜日

2015年9月14日~9月18日の日経平均予想

先週の日経平均は反発。前週までの軟調な流れを引き継ぎ8日火曜日には17,415円まで売られる場面もあったが、9日水曜日には一転買い戻しが入り、歴代6位の1,343円の急騰になるなどボラタイルな動きが続いた。日経平均は週ベースで472.06円の上昇。

今週の株式市場は、FOMCを睨みながら神経質な展開か。14~15日に開催される日銀金融政策決定会合は現状維持で動きようがないが、16~17日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)では、利上げ有り派、無し派が真っ二つに割れており、ポジションがどのように巻き戻されるかは予断を許さない。日経平均は200日移動平均線(19,095円)を早期に奪回できるかが注目点。上には荷物が多いが、今後11月の郵政上場を前に10月の決定会合での追加緩和期待が高まるか。

日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均19,095円、日足基準線19,181円、週足基準線19,280円。下値サポートとしては、心理的節目18,000円、週足雲上限17,839円、心理的節目17,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.55倍 PBR1.29倍 予想配当利回り1.66%

今週の予想レンジ:17,500円~19,000円

更新日 2015年9月13日 株・個人投資家の喫茶店

2015年9月6日日曜日

2015年9月7日~9月11日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年9月4日
先週の日経平均は大幅に続落。外国人の売りが止まらず、週明けにあっさりと200日移動平均を割り込むと火曜日には724円の急落となり、その後も軟調な展開が続いた。日経平均は週ベースで1,344.16円の下落。

今週の株式市場は、引き続きボラタイルな動きが継続か。現状レベルで下げ止まることが出来ればダムルボトム形成となるが、週足雲下限(17,448円)を下に抜けてしまうとQE2が実施された直後の16,000円半ば(週足雲下限)まで節目らしい節目はなくなる。ただ、週末の空売り比率は過去最高の41.6%まで上昇しており、一旦買い戻しが入りだすと急激に戻る可能性も高い。いずれにしろ週末にはメジャーSQを控えているので、先物主導での荒い動きが想定される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の18,000円や18,500円、200日移動平均19,074円、日足基準線19,277円、週足基準線19,280円。下値サポートとしては、週足雲上限17,448円、75日移動平均線17,414円、心理的節目17,000円、週足雲下限16,610円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.21倍 PBR1.26倍 予想配当利回り1.70%

今週の予想レンジ:16,750円~18,750円

更新日 2015年9月6日 株・個人投資家の喫茶店

2015年8月30日日曜日

2015年8月31日~9月4日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年8月28日
先週の日経平均は続落。週初から中国不安を背景とした世界的なリスクオフの流れが止まらず、先物はナイトセッションで一時17,155円まで暴落するなど大波乱の展開となった。ただ、週末には中国の金融緩和など株価対策も出たことでV字回復を見せ、節目の200日移動平均線を回復した。日経平均は週ベースで299.51円の下落。

今週の株式市場は不安定な動きが継続か。200日移動平均線まで戻したことで目先は中立だが、20,000万円に近づくにつれ戻り売り圧力が強くなることが予想される。中国不安は一朝一夕に解決できる問題ではなく、戻りが鈍いようだとヘッジファンドの先物売りが再開される懸念が残る。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線19,331円、週足基準線19,335円、心理的節目20,000円、日足雲下限20,034円、日足雲上限20,207円。下値サポートとしては、200日移動平均線19,043円、心理的節目19,000円、心理的節目18,000円、週足雲上限17,270円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.28倍 PBR1.35倍 予想配当利回り1.59%

今週の予想レンジ:18,750円~19,750円

更新日 2015年8月30日 株・個人投資家の喫茶店

2015年8月23日日曜日

2015年8月24日~8月28日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年8月21日
先週の日経平均は大幅に続落。中国の人民元切り下げによる過度の懸念が後退したことで週初は買いが先行したが、中国経済に対する不安、下げ止まらない商品相場、値持ちの良かったナスダックの急落、NYダウの年初来安値更新などリスクオフの流れが鮮明となり、日本株も週後半に大きく崩れた。日経平均は週ベースで1,083.62円の下落。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。週末の米国株が大幅に続落し、日経平均先物の清算値は200日移動平均とほぼ同水準である18,970円まで売られている。中国経済への不安など外部環境は不透明感を極めているが、グランビルの法則に従うと、ローソク足が上昇する200日移動平均線を下抜けた時は一旦買いのポイントとなる。個別株は投げが出てくるレベルまで下げているものも散見されるが、全体的にはまだ余裕があり、セリング・クライマックスなどには程遠い状態。中国が財政出動など何らかの景気対策を打ってくるかが反転材料として注目される。

日経平均の上値抵抗としては、週足基準線19,677円、日足雲下限19,949円、心理的節目20,000円、日足雲上限20,034円、日足基準線20,191円。下値サポートとしては、7月9日安値19,115円、心理的節目19,000円、200日移動平均線18,987円、心理的節目18,000円、週足雲上限17,213円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.55倍 PBR1.37倍 予想配当利回り1.56%

今週の予想レンジ:18,750円~20,000円

更新日 2015年8月23日 株・個人投資家の喫茶店

2015年8月16日日曜日

2015年8月17日~8月21日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年8月14日
先週の日経平均は反落。週初は落ち着いた動きで21,000円を伺う動きだったが、中国人民銀行が3日連続で人民元の切り下げを実施したことから、先物はナイトセッションで一時20,000円割れ寸前まで売られるなど荒い動きとなった。ただ、週末には人民元の切り下げに対する過度の懸念が後退し、20,500円を中心とした動きに回帰。日経平均は週ベースで205.11円の下落。

今週の株式市場は底堅い展開か。まず月曜に発表される4-6月期のGDPはマイナスになるのはほぼ確実視されており、それ自体は弱材料ですが、マイナス幅が大きめに出ると日銀の追加緩和や大型補正予算の期待が高まるので、株式市場はプラスに反応するかもしれません。引き続き中国の実体経済の悪さやアメリカの利上げなどが重しとなるが、為替も円安基調には変わりなく、高水準の空売り比率などをテコに底堅い展開を予想。

日経平均の上値抵抗としては、日足転換線20,625円、6月24日高値20,953円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,500円、日足雲上限20,034円、日足基準線20,031円、心理的節目20,000円、日足雲下限19,946円など。予想レンジは先週と同じとする。

東証1部全銘柄 予想PER17.51倍 PBR1.45倍 予想配当利回り1.48%

今週の予想レンジ:20,250円~21,000円

更新日 2015年8月16日 株・個人投資家の喫茶店

2015年8月9日日曜日

2015年8月10日~8月14日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年8月7日
先週の日経平均は強含みで推移した。米国株はダウが7日続落するなど軟調な展開だったが、日本株は上値は重いものの、円安を背景とした好調な企業業績や日銀のETF買いに支えられ、日足転換線さえ割りこませない堅調な展開が続いた。日経平均は週ベースで139.32円の上昇。TOPIXは8日続伸し年初来高値を更新。

今週の株式市場は、底堅い展開が継続か。中国の景気減速懸念、アメリカの早期利上げ観測、日本の追加緩和期待が綱引きとなっているが、為替相場は円安基調に変わりなく、売りで仕掛けるよりも買いで仕掛けるほうが上に荷物も少ないぶん有利な状況。週末にはオプションSQを控えており、先物主導で上下に荒い動きになることも想定されるが、下がれば日銀のETF買い、空売りの買い戻し、個人の豊富な待機資金が下値を支える。

日経平均の上値抵抗としては、6月24日高値20,953円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,500円、日足雲上限20,497円、日足転換線20,444円、日足雲下限20,105円、心理的節目20,000円、日足基準線19,983円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.66倍 PBR1.47倍 予想配当利回り1.48%

今週の予想レンジ:20,250円~21,000円

更新日 2015年8月9日 株・個人投資家の喫茶店

2015年8月2日日曜日

2015年8月3日~8月7日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年7月31日
先週の日経平均は揉み合いとなった。週初は欧米株安や中国株の暴落で売りが先行したが、その後は円安や概ね好調な主要企業の決算を好感し買いが優勢となった。日経平均は週ベースで40.71円の上昇。

今週の株式市場は、引き続き揉み合いか。累積出来高の多い水準にきていることから、上に抜けるにはエネルギーが必要だが、そのエネルギーはないと考える。ただ、東証の空売り比率は減ってはきているが、7月31日時点で31.7%と高水準を維持していることから、6月24日の高値20,953円を抜けると一気に走る可能性もある。国内企業の4-6月期決算発表は後半戦に突入し個別の決算プレーにも拍車がかかりそうだ。また、週末にはJPX日経400の入れ替えが控えており、対象銘柄には思惑から値動きが荒くなる場面も想定される。東電の採用と東芝が除外になるかが注目点。

日経平均の上値抵抗としては、6月24日高値20,953円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,500円、日足雲上限20,472円、日足転換線20,460円、日足雲下限20,105円、心理的節目20,000円、日足基準線19,991円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.56倍 PBR1.45倍 予想配当利回り1.50%

今週の予想レンジ:20,200円~20,900円

更新日 2015年8月2日 株・個人投資家の喫茶店

2015年7月26日日曜日

2015年7月27日~7月31日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年7月24日
先週の日経平均は小幅に反落。週明けはギリシャや中国株安が一服したことや、ナスダックが連日で史上最高値を更新したことを受け買いが先行したが、その後は米企業の冴えない決算や国際商品市況の下落を受け利益確定売りが優勢になった。日経平均は週ベースで106.39円の下落。

今週の株式市場は上値の重い展開か。国内企業の4-6月期決算発表が本格化することで個別での決算プレーが中心となるが、中国の景気減速に伴う国際商品市況の下落など不透明感が強く、指数は積極的に上値を追っていく環境にはない。基準線をサポートにして揉み合いを予想。

日経平均の上値抵抗としては、6月24日高値20,953円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,500円、日足転換線20,381円、日足雲上限20,184円、日足基準線20,034円、心理的節目20,000円、日足雲下限19,885円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.50倍 PBR1.44倍 予想配当利回り1.50%

今週の予想レンジ:20,000円~20,900円

更新日 2015年7月26日 株・個人投資家の喫茶店

2015年7月19日日曜日

2015年7月21日~7月24日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年7月17日
先週の日経平均は大幅に反発。ギリシャの金融支援を巡る協議が合意に達したことや、当局のなりふり構わぬ市場介入で中国株が上昇したことを受け買い戻しが優勢になった。日経平均は週ベースで871.09円の上昇。

今週の株式市場は揉み合いか。株価は急落前の水準に戻ったが、決算発表本格化を前に膠着感を強めそうだ。現状水準を抜ければ上は抵抗が少ないが、何を材料に買っていけるのか? 休むも相場。

日経平均の上値抵抗としては、6月24日高値20,953円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,500円、日足雲上限20,148円、日足基準線20,034円、心理的節目20,000円、日足雲下限19,792円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.54倍 PBR1.45倍 予想配当利回り1.50%

今週の予想レンジ:20,200円~21,000円

更新日 2015年7月19日 株・個人投資家の喫茶店

2015年7月12日日曜日

2015年7月13日~7月17日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年7月10日
先週の日経平均は反落。ギリシャの国民投票で緊縮反対派が勝利したことで週明けから大幅安での始まりとなった。火曜日には一旦持ち直したものの、木曜日はギリシャ・中国不安に加えオプションSQが重なったことで先物にヘッジ売りが嵩み先物は19,100円まで急落した。週末は中国のなりふり構わぬ市場介入や、ギリシャ政府が提出した改革案がEU側に大幅に歩み寄る内容だったことから買い戻しが入り下げ幅を縮小した。日経平均は週ベースで759.96円の下落。

今週の株式市場は反発か。いったい何のための国民投票だったのかは置いておくとして、ギリシャ政府がEU側に大幅に歩み寄ったことで金融支援の継続がほぼ確実視されています。欧米の株価も週末にそれを織り込み、CMEの清算値も2万円を超えているので月曜日は大幅高で始まる公算が高い。ただ、債務減免などを巡り両者の溝は埋まっておらず、土壇場でのちゃぶ台返しも警戒。もはやマーケットとは言えない中国市場は週末の2日間で10%を超える急反発となったが、まだ半分の取引が停止されている状態なので、これがすべて動き出した時にどうなるかは予断を許さない。下値不安は後退したものの火種は残ったままだ。日経平均の20,000~20,500円は価格帯出来高も多く、戻ればヤレヤレの売りも出て上値が重くなることが予想される。まずは終値で基準線を回復できるかに注目。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限19,792円、日足基準線20,034円、日足雲上限20,233円、心理的節目20,500円。下値サポートとしては、心理的節目19,500円、7月9日安値19,115円、週足基準線18,773円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.70倍 PBR1.38倍 予想配当利回り1.57%

今週の予想レンジ:19,800円~20,600円

更新日 2015年7月12日 株・個人投資家の喫茶店

2015年7月5日日曜日

2015年7月6日~7月10日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年7月3日
先週の日経平均は反落。ギリシャへの金融支援を巡る協議が決裂したことで月曜日は600円近い急落となったが、その後はギリシャの国民投票まで材料がなくなったことで落ち着きを取り戻し4日続伸となり下げ幅を縮小した。日経平均は週ベースで166.36円の下落。

今週の株式市場は引き続きボラタイルな展開か。ギリシャの国民投票の結果は明日東京市場が始まるまでには判明する見通しとなっており、緊縮賛成派が買った場合、緊縮反対派が買った場合のシナリオは金曜日のマーケットトークに書いた通りです。ただ、どちらが勝ってもその後の紆余曲折は避けられず、マーケットが買いで反応した場合は売り、売りで反応した場合は買いの逆張りが有効と考えます。不安定な動きを続けていた上海市場は、政府が上場投資信託(ETF)に少なくとも計1200億元(約2兆4000億円)を投入すると発表しました。筋の良い手とは思えませんが、日本はもっと大規模なETF買いをやっているので、なんも言えませんね。

日経平均の上値抵抗としては、6月24日高値20,952円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、日足基準線20,472円、日足雲上限20,129円、心理的節目20,000円、75日移動平均線19,994円、日足雲下限19,792円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.42倍 PBR1.44倍 予想配当利回り1.50%

今週の予想レンジ:20,000円~21,000円

更新日 2015年7月5日 株・個人投資家の喫茶店

2015年6月28日日曜日

2015年6月29日~7月3日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年6月26日
先週の日経平均は大幅に反発。週末にギリシャ政府が財政構造改革案を示したことで楽観論が広がり、週明けから買いが優勢になった。水曜日には2000年4月12日の高値20,833円を上回ったが、週末は高値警戒感やギリシャ債務問題が進展しないこともあり、利益確定売りが優勢になった。ただ、下がったところでは日銀のETF買いも入り高値圏で底堅く推移した。日経平均は週ベースで531.91円の上昇。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。ギリシャの債務問題は双方折り合いがつかず、内外の板挟み状態になったチプラス首相は国民投票という手段に出ました。これにより30日に予定されているIMFへの債務返済が履行できない可能性が高まっており、ギリシャのデフォルトとユーロ圏離脱が現実味を増してきました。デフォルトになった場合、多少ショック安はあるかもしれませんが、日経平均が2万円を切ることはないのではないか。また、周辺国に波及しないという前提ですが、ユーロ圏からギリシャという厄介者が消えることで通貨ユーロの価値は高まります。ギリシャのおかげでユーロ安の恩恵にあずかってきたドイツ経済にはマイナス、日本株はむしろプラスに作用しそうです。

日経平均の上値抵抗としては、6月24日高値20,952円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、日足基準線20,472円、心理的節目20,000円、75日移動平均線19,902円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.56倍 PBR1.45倍 予想配当利回り1.49%

今週の予想レンジ:20,100円~21,000円

更新日 2015年6月28日 株・個人投資家の喫茶店

2015年6月21日日曜日

2015年6月22日~6月26日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年6月21日
先週の日経平均は続落。ギリシャの債務問題やFOMCを受け為替が円高に振れたことで軟調な推移となった。ただ、外国人の影響を受けにくい小型株は総じて堅調で相場全体の雰囲気はそれほど悪くない。日経平均は週ベースで232.84円の下落。

今週の株式市場は底堅い展開か。ギリシャの債務問題がどのような決着になるかは予断を許さないが、現時点でデフォルト(債務不履行)やユーロ圏離脱の可能性は低いと見られる。それはサンク・コストみたいなもので、ここまでカネと時間をかけておきながら、EUが今さらギリシャを見捨てるという選択肢は個人的にはないと考えるからだ。

日本株は例の黒田発言から、円安にブレーキがかかり輸出関連の上値は重くなっている。しかし下げれば日銀のETF買い、個人の豊富な待機資金による押し目買い、また空売り比率も先週過去最高を記録するなど高水準で推移していることから、ギリシャの債務問題でポジティブな進展があれば買い戻し需要も期待できる。いまだ幻のSQ値となっている20,473円が目先のレジスタンス。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値の20,473円、心理的節目の20,500円、2000年4月12日の高値20,833円。下値サポートとしては、日足基準線20,145円、心理的節目20,000円、日足雲上限19,651円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.20倍 PBR1.42倍 予想配当利回り1.51%

今週の予想レンジ:19,750円~20,750円

更新日 2015年6月21日 株・個人投資家の喫茶店

2015年6月14日日曜日

2015年6月15日~6月19日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年6月14日
先週の日経平均は小幅に続落。週明けは円安や1~3月期のGDP改定値の上方修正を好感し買い先行での始まりとなったが上値は重かった。その後は、ギリシャの債務問題、米国の早期利上げ観測、黒田日銀総裁の「実質実効為替レートがさらに円安に振れることはありそうにない」発言などから大きく売られる場面もあったが、SQを挟んだ週末には再び買戻しが優勢となった。日経平均は週ベース53.82円の下落。

今週はFOMCやギリシャの債務問題が材料となるが、いつもの出来レースで大きな波乱はないと思われる。日経平均は先週末に切り返したことで上昇トレンドは継続しており、2000年4月12日の高値20,833円を目指す動きには変わりない。

ただ、世界的な金利上昇傾向が落ち着いておらず、それを受け各国の株式市場も徐々にボラティリティが高まってきているのは気になるところ。日経平均も高値圏にあるだけに、何かを材料に大規模なアンワインドが発生すると、あっという間に世界一安定している市場から、世界一ボラの高い市場に変化するので、その辺は注意しておきたい。

日経平均の上値抵抗としては、SQ値の20,473円、心理的節目の20,500円、2000年4月12日の高値20,833円。下値サポートとしては、心理的節目20,000円、日足基準線19,979円、日足雲上限19,672円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.40倍 PBR1.43倍 予想配当利回り1.50%

今週の予想レンジ:19,900円~20,800円

更新日 2015年6月14日 株・個人投資家の喫茶店

2015年6月7日日曜日

2015年6月8日~6月12日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年6月5日
先週の日経平均は小幅に反落。ギリシャの債務問題や長期金利の上昇などから欧米市場が冴えない展開となり、日経平均の連騰記録も12日でストップとなった。ただ、為替が安定していたことや、少しでも下げれば日銀のETF買い(過去最高の買い入れ額で5営業日で3回)などから下値は限定的で、東京市場は総じて底堅い展開だった。日経平均は週ベースで102.25円の下落。

今週の株式市場は上値を試す展開か。先週は連騰の過熱感もあり調整(実際、調整とは呼べない)となったが、週末の米雇用統計を受け125円ミドルまで円安が進んだので、週明けはひとまずこれを好感し買いが先行しそうだ。20,500円を挟んボラティリティは低下しているが、円安を材料にCTAなどが先物を仕掛けてくるかが注目される。週末にはSQを控えていることもあり、先物主導で値動きが荒くなる場面も考えられるが、割高でも売れない環境は続きそうだ。上は2000年4月12日の高値20,833円、21,000円などが意識される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の20,750円、2000年4月12日の高値20,833円、心理的節目の21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,250円、心理的節目20,000円、日足基準線19,956円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.54倍 PBR1.45倍 予想配当利回り1.50%

今週の予想レンジ:20,000円~21,000円

更新日 2015年6月7日 株・個人投資家の喫茶店

2015年5月31日日曜日

2015年6月1日~6月5日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年5月29日
先週の日経平均は続伸。世界的な過剰流動性や円安による業績押し上げ期待から、日経平均・TOPIXとも2週間負けなしの11連騰となった。日経平均は週ベースで298.74円の上昇。

今週の株式市場は調整するも底堅い展開か。騰落レシオはそれほどでもないが、RSIなどのオシレーター系指標は過熱しているので、そろそろ一服する場面だろう。ただ需給に緩みはなく、下がったところでは日銀のETF買い、売り方の買戻し、出遅れたファンドの買い、利食いを済ませた豊富な個人の待機資金が控えているので下値は限定的か。上は2000年4月12日の高値20,833円が意識される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の20,750円、2000年4月12日の高値20,833円、心理的節目の21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,500円、日足転換線20,301円、日足基準線19,956円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.60倍 PBR1.45倍 予想配当利回り1.51%

今週の予想レンジ:20,000円~20,900円

更新日 2015年5月31日 株・個人投資家の喫茶店

2015年5月24日日曜日

2015年5月25日~5月29日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年5月24日
先週の日経平均は続伸。欧米の長期金利が低下したことで、S&P500とNYダウが連日で史上最高値を更新した。日本株は欧米株高にプラスして円安も追い風に年初来高値を更新した。日経平均は週ベースで531.49円の上昇。

今週の株式市場は堅調な展開が継続か。相場の過熱感から上値は重いと思われるが、テクニカル的に上に節らしい節はなく、良好な需給環境が株価を下支えする構図に変化は見られない。日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の20,500円、20,750円。下値サポートとしては、心理的節目20,000円、日足転換線19,894円、日足基準線19,789円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.35倍 PBR1.43倍 予想配当利回り1.52%

今週の予想レンジ:19,750円~20,750円

更新日 2015年5月24日 株・個人投資家の喫茶店

2015年5月17日日曜日

2015年5月18日~5月22日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年5月15日
先週の日経平均は反発。月曜日は雇用統計を受けた米国株高を好感し、窓を開け日足基準線を回復しての始まりとなった。その後は欧米の長期金利の上昇を受け軟調に推移する場面もあったが、ECBの緩和姿勢継続や米国の利上げ先送り期待から週末にかけ再び世界的な株買いとなった。日経平均は週ベースで353.73円の上昇。

今週の株式市場は揉み合いか。欧米の長期金利次第だが、ECBの緩和姿勢は変わらず、アメリカも経済指標を見る限り6月の利上げ説はほぼなくなりつつあるので、長期金利は落ち着き、株にはポジティブに作用しそうだ。ただ、そうは言っても各国高値圏にあるので、一方的な上値追いになるとも思えず、高値圏での一進一退を予想。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線19,747円、心理的節目の20,000円、年初来高値20,252円など。下値サポートとしては、心理的節目の19,500円、日足雲上限19,265円、心理的節目の19,000円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.22倍 PBR1.43倍 予想配当利回り1.55%

今週の予想レンジ:19,400円~20,000円

更新日 2015年5月17日 株・個人投資家の喫茶店

2015年5月10日日曜日

2015年5月11日~5月15日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年5月8日
先週は連休の谷間で2営業日しかなかったが、海外市場が比較的落ち着いていたこともあり、東京市場も大きな波乱はなかった。

今週の株式市場は戻りを試す展開か。週末の米国株は、雇用統計が強からず弱からず程よい着地となったことで、大幅続伸となった。東京市場もこの流れを受け週明けは窓を開け大幅続伸で始まりそうだ。先週、日足雲上限で下げ止まったこともあり、今週もここがサポートラインとして意識される。CMEの清算値が日足基準線19,590円を超えているので、ここを奪還したあと維持できるかが目先の注目点。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線19,590円、日足転換線19,754円、心理的節目の20,000円。下値サポートとしては、日足雲上限19,265円、心理的節目の19,000円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.97倍 PBR1.49倍 予想配当利回り1.50%

今週の予想レンジ:19,200円~19,800円

更新日 2015年5月10日 株・個人投資家の喫茶店

2015年4月26日日曜日

2015年4月27日~5月1日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年4月24日
先週の日経平均は大幅に反発。欧米株高や日銀の追加緩和期待から水曜に終値で2万円を越え、そのまま週末も2万円台を維持したまま終了した。日経平均は週ベースで367.16円の上昇。

今週の株式市場は30日の日銀の金融政策決定会合を睨み神経質な展開か。今のところ追加緩和がないと見る向きが優勢だが、もしあればサプライズとなる。なかった場合はいったん売られる場面も想定されるが、その場合も年内の追加緩和期待はくすぶり続けることから、大きく崩れることもないと思われる。当然、上に節目らしい節目はないことから、上に動いた場合は値幅は大きくなる。一方、下は株価が2万円を越えた現状ても、前場にTOPIXが0.1Pでも下がれば日銀のETF買いが入ることから妙な安心感が生まれている。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の20,500円。下値サポートとしては、心理的節目の20,000円、日足転換線19,863円、日足基準線19,590円、心理的節目の19,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER19.01倍 PBR1.57倍 予想配当利回り1.43%

今週の予想レンジ:19,500円~20,300円

更新日 2015年4月26日 株・個人投資家の喫茶店
*次週の更新はありません

2015年4月19日日曜日

2015年4月20日~4月24日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年4月17日
先週の日経平均は反落。木曜日まではファンドのアンワインドの影響から、狭い値幅での方向感のない動きが継続し、金曜日はギリシャ問題による欧米株安を嫌気して232.89円安となった。日経平均は週ベースで254.75円の下落となったが、TOPIXの方は4月16日(木曜日)に年初来高値を更新するなど全体的には堅調に推移した。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。日経平均はザラ場で2万円をつけてから、ファンドによるアンワインドの動きが活発化している。その動きも既に峠は越えたと思われるが、連休前のポジション調整は引き続き出るだろう。ただ、月末に日銀の追加緩和期待もあることから、商いが薄くなるタイミングを狙い先物主導で上下に荒い動きになることも想定される。目先は日足基準線がサポートとして機能するか。

日経平均の上値抵抗としては、日足転換線19,754円、心理的節目の20,000円。下値サポートとしては、心理的節目の19,500円、日足基準線19,467円、心理的節目の19,000円など。

東証1部全銘柄 予想PER18.70倍 PBR1.55倍 予想配当利回り1.44%

今週の予想レンジ:19,000円~20,000円

更新日 2015年4月19日 株・個人投資家の喫茶店

2015年4月12日日曜日

2015年4月13日~4月17日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年4月10日
先週の日経平均は続伸。良好な外部環境や、ゆうちょ銀行のリスク資産の積み増し報道、日銀金融政策決定会合の前後から追加緩和期待が急に盛り上がり始め上値追いの展開となった。日経平均は週ベースで472.55円の上昇。

今週の日経平均は値固めの展開か。先週末にザラ場で2万円をつけ、その後は達成感から利益確定売りに押されたが、今週は2万円台に定着するかが注目される。当然、高値警戒感もあるが、上にしこりがなく、下がれば公的資金の買い、さらに月末の追加緩和期待が売りを抑制。

日銀のETF買い入れも一回の金額が365億円まで増加しており、まだ2兆1689億円積み残していることから、今後も月を追うごとに増加することが予想される。また、追加緩和が実施されればさらなる上積みも予想され、売りにくい環境を演出。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の20,000円。下値サポートとしては、心理的節目の19,500円、日足転換線19,467円、日足基準線19,291円。

東証1部全銘柄 予想PER18.73倍 PBR1.55倍 予想配当利回り1.43%

今週の予想レンジ:19,500円~20,400円

更新日 2015年4月12日 株・個人投資家の喫茶店

2015年4月5日日曜日

2015年4月6日~4月10日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年4月3日
先週の日経平均は反発。日銀短観が市場予想より悪かったこともあり、先物主導で19,000円を割り込む場面もあったが、その後はゆうちょ銀行のリスク資産積み増し報道や大型投信の設定に伴う買い需要などから切り返した。日経平均は週ベースで149.45円の上昇。

今週の株式市場は揉み合いか。3月23日高値19,778円から、先週19,000円割れまで調整したことで相場の過熱感は後退したが、同時に上値追い意欲も減退気味となっている。ただ、下がれば公的な買いや個人の押し目買いも入るので基準線をサポートに揉み合いと予想。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の19,500円、3月23日高値19,778円、心理的節目の20,000円。下値サポートとしては、日足基準線19,178円、心理的節目の19,000円、18,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER18.43倍 PBR1.52倍 予想配当利回り1.45%

今週の予想レンジ:19,000円~19,750円

更新日 2015年4月5日 株・個人投資家の喫茶店

2015年3月29日日曜日

2015年3月30日~4月3日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年3月27日
先週の日経平均は反落。週初は大幅続伸で始まり2万円を射程に捉えたが、米国株が2月の耐久財受注の悪化をきっかけに軟調に推移し、日本株も上値の重さから利益確定売りが優勢になった。また、配当権利落ちを挟んだ週末には久しぶりに先物主導で乱高下するなど荒い動きを見せた。日経平均は週ベースで-274.59円の下落。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。まだ上昇基調に変化はないが、ここまで一本調子で上げ続け株価も割高になっていることから、カウンタートレードを仕掛け、売りで一儲けしようと考えるヘッジファンドも現れてきた。彼等も下げで値幅が取れないと分かればすぐに買い戻してくるので、当面、先物主導で上下に荒い動きが想定される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の19,500円、20,000円。下値サポートとしては、日足基準線19,038円、心理的節目の19,000円、18,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER18.30倍 PBR1.51倍 予想配当利回り1.47%

今週の予想レンジ:18,750円~19,750円

更新日 2015年3月29日 株・個人投資家の喫茶店

2015年3月22日日曜日

2015年3月23日~3月27日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年3月22日
先週の日経平均は続伸。下がったところでは日銀や公的年金による買いが入り、
押しらしい押しはまったく入らず上値追いの展開となった。日経平均は週ベースで305.97円の上昇。これで日経平均は6週連続、TPOIXは9週連続での上昇となっている。

今週の株式市場は揉み合いか。3月決算企業の権利付き最終取引日を迎えるが、今の相場から考えるとほとんど影響はないと思われる。上に節のない状態は変わらず仕掛けが入るなら上方向、権利落ち翌日も日銀や公的年金による買いで下値は限定的だろう。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の20,000円。下値サポートとしては、
心理的節目19,500円、日足転換線19,071円、心理的節目19,000円、日足基準線18,715円など。

東証1部全銘柄 予想PER18.46倍 PBR1.54倍 予想配当利回り1.42%

今週の予想レンジ:19,250円~19,850円

更新日 2015年3月22日 株・個人投資家の喫茶店

2015年3月15日日曜日

2015年3月16日~3月20日の日経平均予想

先週の日経平均は続伸。相場の過熱感を受け週前半は利益確定売りが先行する流れとなった。しかし、日銀や公的年金による買いや節目の18,500円を割り込まなかったことで、SQをはさんだ週末はショートスクイーズやショートカバーを巻き込み買いが加速した。日経平均は週ベースで283.25円の上昇。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。相場の過熱感や割高感は否めないが、上にしこりがない好需給の状態が続いており、ちょっと仕掛けるだけで上に値が飛ぶ状態。このまま19,500円を一気に捉え、20,000万円に向かう可能性もあるが、更に過熱感が高まればカウンタートレードで下に仕掛ける向きも出てきそう。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の19,500円。下値サポートとしては、心理的節目19,000円、日足転換線18,956円、心理的節目18,500円、日足基準線18410円など。

東証1部全銘柄 予想PER18.27倍 PBR1.52倍 予想配当利回り1.43%

今週の予想レンジ:18,700円~19,500円

更新日 2015年3月15日 株・個人投資家の喫茶店

2015年3月8日日曜日

2015年3月9日~3月13日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年3月6日
先週の日経平均は続伸。週初は相場の過熱感から上値の重い展開だったが、下がったところでは日銀のETF買いや個人の押し目買いも入り、日足転換線レベルで切り返した。日経平均は週ベースで173.06円の上昇。

今週の株式市場は反落か。週末の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想を大きく上回ったことで、ダウ・ナスダックとも反落した。これを受け週明けは売りが先行しそうだが、円安にもなっているので下げは限定的なものにとどまりそうだ。ただ、米国の早期利上げ観測から海外市場が変調をきたせば、過熱している日本市場は大規模なポジションのアンワインド(巻き戻し)がいつ発生してもおかしくない。勿論、チャートから上に節らしい節はないので、円安と連動した先物買いで上への仕掛けも考えられる。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の19,000円。下値サポートとしては、日足転換線18,704円、心理的節目18,500円、日足基準線18,126円など。予想レンジは先週と同じとする。

東証1部全銘柄 予想PER17.97倍 PBR1.50倍 予想配当利回り1.45%

今週の予想レンジ:18,300円~19,100円

更新日 2015年3月8日 株・個人投資家の喫茶店

2015年3月1日日曜日

2015年3月2日~3月6日の日経平均予想

先週の日経平均は続伸。ギリシャへの金融支援を4ヶ月間延長することが決まったことで買い優勢で始まり、その後もイエレンFRB議長の議会証言が市場が予想していたよりハト派的な内容となったことで、ダウやナスダックが連日で高値を更新し日本株にも追い風となった。日経平均は週ベースで465.64円の上昇し、2週間で884円上昇したことになる。

今週の株式市場は反落か。2007年の高値を抜けたことで上は軽くなっているが、騰落レシオ、RSIなどオシレーター指標はかなり過熱しており、目先は調整に入ることが考えられる。ただ、下がれば日銀やGPIFの買いに加え、利食いを済ませた個人の待機資金も豊富なことから下値も堅そうだ。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の19,000円。下値サポートとしては、心理的節目18,500円、日足転換線18,383円、日足基準線18,047円、心理的節目18,000円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.79倍 PBR1.49倍 予想配当利回り1.46%

今週の予想レンジ:18,300円~19,100円

更新日 2015年3月1日 株・個人投資家の喫茶店

2015年2月22日日曜日

2015年2月23日~2月27日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年2月20日
先週の日経平均は続伸。三角保ち合いを上放れた後、順調に上値を伸ばし2007年の高値をあっさりと更新した。日経平均は週ベースで418.94の上昇。

今週の株式市場は上値を引き続き試す展開か。2007年の高値を抜けたことで上はテクニカル上の節目がない状態。まずは心理的な節目の18,500円や19,000円が目標となる。ただ、上値は重くなってきており、反動安も警戒されるが、日銀やGPIFの買いが下支えとなるので深押しはなさそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の18,500円や19,000円。下値サポートとしては、心理的節目18,000円、日足転換線17,955円、心理的節目17,500円、日足基準線17,477円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.54倍 PBR1.46倍 予想配当利回り1.48%

今週の予想レンジ:17,900円~18,750円

更新日 2015年2月22日 株・個人投資家の喫茶店

2015年2月15日日曜日

2015年2月16日~2月20日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(月足)2015年2月13日
先週の日経平均は反発。週前半は上値の重い展開だったが、その後ドル円が1ヶ月ぶりに120円台に乗せたことで為替に連動したCTAの先物買いが入り、週末は一時18,000円を回復する場面もあった。日経平均は週ベースで264.86の上昇。

今週の株式市場は上値を試す展開か。日足チャートは三角保ち合いを上放れた形となっており、2007年につけた高値18,300円レベルに向けてのテスト局面。当然、反動安も懸念されるが、下がれば日銀とGPIFが値段に関係なく機械的に買うので、マーケットは根拠なき楽観論が支配的となっている。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の18,000円、12月8日高値18,030円、2007年高値18,261円。下値サポートとしては、日足転換線17,639円、心理的節目17,500円、日足雲上限17,357円、日足基準線17,299円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.97倍 PBR1.42倍 予想配当利回り1.52%

今週の予想レンジ:17,500円~18,300円

更新日 2015年2月15日 株・個人投資家の喫茶店

2015年2月8日日曜日

2015年2月9日~2月13日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年2月6日
先週の日経平均は小幅に反落。週前半は10年物国債の入札が不調な結果に終わったことを受け、CTAなどから先物に仕掛け的な売りが出て17,300円割れまで下げる場面もあった。しかし、日足基準線でピッタリと下げ止まり、その後は原油高を受けた米国株が堅調に推移したことで買い戻しが優勢になった。日経平均は週ベースで25.89円の下落。

今週の株式市場は材料待ちの展開か。米国株は復調気配だが、NYダウは原油次第なので当てにはならない。日経平均は、日足基準線が引き続きサポートとして機能しており、上値も重いが下値も堅い。下がれば日銀やらGPIFの買いが株価を支える相場に変わりなし。基本的に材料待ちで揉み合いになる可能性が高いと見るが、雇用統計を受け円安が進んだので、CTAが先物でレンジブレイク18,000円をトライしてくる可能性もある。

日経平均の上値抵抗としては、12月8日高値18,030円。下値サポートとしては、日足雲上限17,323円、日足基準線17,254円、心理的節目17,000円、75日移動平均線17,023円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.62倍 PBR1.39倍 予想配当利回り1.54%

今週の予想レンジ:17,200円~18,000円

更新日 2015年2月8日 株・個人投資家の喫茶店

2015年2月1日日曜日

2015年2月2日~2月6日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年1月30日
先週の日経平均は続伸。週明けはギリシャ総選挙で急進左派連合が勝利した結果を受け為替が円高に振れ、日経平均は200円を超す寄り付きとなった。しかし、これは予め予想されていたことなので、リスクオフは限定的なものにとどまった。その後は荒い値動きが続く米国株は振らされる展開となったが、日銀のETFや公的年金の買いにも支えられプラスを維持した。日経平均は週ベースで162.64円の上昇。

今週の株式市場は17,500円を挟んでの揉み合いか。米国株は不安定な動きを続けているが、日経平均は日足基準線がサポートとして機能しており、チャートはまだ上方向。悪材料も諸々出ているが、下がれば日銀のETF(1月だけで約3500億円の買い)とGPIFが下値を支える官製相場。先週末から決算プレーが激しくなっており、今週も個別株は激しく動きそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、12月8日高値18,030円。下値サポートとしては、日足雲上限17,317円、日足基準線17,254円、心理的節目17,000円、75日移動平均線16,871円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.90倍 PBR1.43倍 予想配当利回り1.54%

今週の予想レンジ:17,000円~18,000円

更新日 2015年2月1日 株・個人投資家の喫茶店

2015年1月25日日曜日

2015年1月26日~1月30日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年1月23日
先週の日経平均は大幅に反発。週前半はECBの量的金融緩和期待からドイツDAX指数が連日で史上最高値を更新するなど、欧州株式市場が堅調に推移したことを受け、停滞気味だった日米の株式市場も買い戻しが優勢となった。また、発表されたECBの量的金融緩和策が量・期間とも市場期待をやや上回ったことで週末も買いが続いた。日経平均は週ベースで647.59円の上昇。

今週の株式市場は揉み合いか。チャート的には上方向に転換したが、現状の17,500円レベルは戻り売りも出やすい水準であり、週末から本格化する国内決算発表を前に様子見ムードも強まりやすい。海外ではギリシャの総選挙の結果が日本時間26日未明に判明する見通しだ。急伸左派連合が勝利することは織り込み済みだが、その結果を日本のマーケットが最初に受け止めることになるので、週明けは荒い動きになることも想定される。ただ、先週は日経平均が週間で647円上昇しながらも日銀のETF買いが2回発動されているので、今週も公的年金の買いと合わせ、下がった場面では下支え要因となろう。日足基準線や心理的節目の17,000円が目先のサポート。
また、米国では27-28日にFOMCが開催される。利上げを急がない姿勢が改めて示唆されるかに注目。

日経平均の上値抵抗としては、12月8日高値18,030円。下値サポートとしては、日足雲上限17,455円、日足基準線17,253円、心理的節目17,000円、75日移動平均線16,749円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.90倍 PBR1.43倍 予想配当利回り1.54%

今週の予想レンジ:16,800円~17,800円

更新日 2015年1月25日 株・個人投資家の喫茶店

2015年1月18日日曜日

2015年1月19日~1月23日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年1月16日
先週の日経平均は続落。米国株が原油を始めとする不安定な商品相場を受け5日続落となったことで日本株も不安定な動きが続いた。日経平均は週ベースで333.57円下落。

今週の株式市場はボラタイルな展開が継続か。週末に米国株が反発したことで週初は買い戻しが先行しそうだが、21日の日銀金融政策決定会合、22日のECB理事会、25日のギリシャ総選挙とイベントも目白押しで、その前後はポジション調整から上下に荒い動きが想定される。ただ、どちらかと言えば日欧の金融緩和姿勢から買い戻しの方が優勢になると予想する。日経平均先物は今年に入ってからナイトセッションで2回、昼休みに1回16,500円を試しに行ったが、いずれも売り切れず、その後は急反発に転じている。16,500円はQE2当日の高値でもあり、当局としてもここは防衛したいライン。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の17,000円、日足雲上限17,113円、日足基準線17,312円、心理的節目17,500円。下値サポートとしては、心理的節目の16,500円、QE2前の高値16,374円、週足基準線16,280円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.44倍 PBR1.39倍 予想配当利回り1.57%

今週の予想レンジ:16,700円~17,500円


更新日 2015年1月18日 株・個人投資家の喫茶店

2015年1月11日日曜日

2015年1月13日~1月16日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年1月9日
先週の日経平均は続落。正月休み中の海外市場が冴えなかったことから、大発会は売り先行で始まりとなった。その後もギリシャの政局混迷や原油先物価格の下落から米国株が売られ、先物ナイトセッションでは16,550円まで急落するなど波乱含みの幕開けとなった。週末にかけ欧州中央銀行(ECB)の量的金融緩和期待から欧米株が持ち直したことで日経平均も17,000円台を回復したが、前半の下落が響き日経平均は週ベースで253.04円下落した。

今週の株式市場は上値の重い展開か。ギリシャ問題はセーフティネットの拡充により、前回のような大規模な金融不安に発展する可能性は低下しているが、引き続き相場の重しとなる。また、フランスでのテロが広がりを見せるのかも注意を要する。原油安に関しては、先進国ではプラスメリットばかり強調されていたが、先週テキサス州でシェール開発を手掛けるWBHエナジーが経営破綻した。原油が50ドル以下で推移するようだとアメリカでは今後も中小のシェール企業の破綻が相次ぐ可能性が高く、多額の資金がつぎ込まれている事業だけに信用不安への発展が懸念される。

米国では今週から主要企業の決算が本格化する。好業績が期待できる一方で株価は高値圏にあるだけに持ち高調整の売りも出やすい。日経平均は下値では日銀のETF買いや公的資金の買いが見込まれることから、大崩れはなさそだが、日足雲上限は日々切り上がっており、このまま雲に突入すると当面不安定な動きを余儀なくされそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線17,352円、25日移動平均線17,453円、心理的節目の17,500円。下値サポートとしては、心理的節目の17,000円、日足雲上限16,866円、12月17日安値16,673円、QE2前の高値16,374円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.64倍 PBR1.38倍 予想配当利回り1.55%

今週の予想レンジ:16,500円~17,400円

更新日 2015年1月11日 株・個人投資家の喫茶店